家族4人で食費3万円以内。年間貯蓄280万円を達成した食費節約術
止まらない物価上昇や光熱費高騰…節約と貯金はもはや、どの家庭でも課題のひとつ。そこで、食費2万円台、年間貯蓄280万円を達成したマヨさんに、食費節約の方法を教えてもらいました。
ムダを出さず、食費2万円台を実現!
<生活のムダをカットして年間貯蓄280万円!>
食品が軒並み値上がりしているなか、家族4人で食費2万円台をキープしているマヨさん。
「冷蔵庫が空っぽになるまで買い物に行かず、あるものでやりくりしています。惣菜やインスタント食品を買わず、調味料やお菓子もなるべく手づくりすれば節約になるし、健康面でもよいことばかり。野菜の皮や鶏皮なども、捨てずに食べきります」
●マヨさんの家計表
食費以外でも、スマホや光熱費などの最安プランをとことん調べたり、洗剤の代わりにセスキ炭酸ソーダを試すなどして、家計全体を常にアップデート。結果、昨年の貯蓄は、280万円にも!
「ただ貯めるのではなく、大事なことにはお金を使いたいので、今年は家族で海外旅行に行く予定。将来は、海外移住する夢も。実現に向けて、これからも楽しみながら貯蓄していくつもりです」
これで月の食費3万円以内!食費節約スパイラル
「安くまとめ買いしてムダな出費をなくし、買ったものをとことん使いきる」のがマヨさんのルール。献立づくりに迷ったときのためのリスト、使いきりに役立つ在庫表を上手に使ってラクに習慣化し、ムリなく食費節約を実行しています。
●(1) まとめ買い
買い物は週に1回。スーパーとドラッグストアを使い分け。
現金で支払うと価格が3%割引になるスーパーで、メイン食材を購入。「卵と牛乳は、スーパーより安いドラッグストアで買います」
月曜日は在庫チェックして1週間分のまとめ買い。
週の予算は5000〜6000円。「メニューを決めず買い物へ。その日の安い食材で献立を決めます」
野菜の無人販売を活用。アプリで底値チェックも!
消費税がかからない野菜の無人販売所は必ずチェック。「肉は、容量当たりの単価を計算するアプリ『税込単価比較』で比べて底値で購入」
●(2) 献立
定番メニューをリスト化して献立に悩まず使いきる。
定番メニューをまとめたリストを冷蔵庫にはり、献立の参考に。「家族4人分の調味料の分量もメモしているので、見るだけでつくれる仕組み。調理の時短にも役立てています」
具だくさんの汁物とおかずなら一汁一菜で満足。
夕食の基本は、主菜と具だくさんの汁物。「炭水化物、タンパク質、野菜をバランスよくとれば、ボリュームが出て満足度の高い献立に」
●(3) 在庫管理→(1)のまとめ買いへ戻る
冷蔵庫の在庫表でムダなく使いきり。
肉、野菜など種類別に分けた在庫表に、消せるボールペンでまとめ買いした食材をメモして、使ったら消去。「在庫がひと目でわかるから、使い忘れがありません。週末に残り食材で献立を考えるときも大活躍」
手間いらずでできるストック食材が食費節約の味方
食費を節約するなら、手間がかからず、ラクに続けられることも重要です。
●料理のついでにストック食材づくり
手間のかかるおかずを多めにつくったり、料理のついでに野菜を使いやすくカットして冷凍庫へ。「つくりおきより簡単でストレスなし!」
●買った野菜は捨てないで食べきる
ネギの青い部分やキャベツの外葉などを冷凍ストック。イモ類を加えてフードプロセッサーで攪拌すると、満足感のあるポタージュに。
●マヨさんの節約ごはんを公開!
鶏モモ肉より安い鶏胸肉でチキンカツ。「厚みを半分にしてたたくとやわらかくなり、ボリュームもアップ。4人分で3枚でも十分な量に」