「家事をしなきゃ」「丁寧にやらなきゃ」と思い込んでいたことが、じつは「手放せること」「簡略化できること」だったりします。ここではアラフィフの夫婦ふたりで暮らすミニマリストのブロガー・本多めぐさんが、年を重ねて「やめたこと」について教えてくれました。

実践!よりよい毎日のために「やめた」3つのこと

日々の生活の中で「もっと効率的に、ラクにできるかも」と思ったことはありませんか? そんな私がアラフィフで見直し、実際にやめてしまった3つのことをご紹介します。

【写真】アラフィフにちょうどいい無印の服

 

●1:「朝食」を完全な形で出すのをやめた

以前は朝食に、簡単なものをひと手間かけてつくっていました。基本は食パン+αです。ハムやチーズをのせて焼いたり、ピザトーストにしたり、夏場は卵やツナのサンドイッチも頻繁につくっていました。

ですが、最近はセルフサービス方式で出すことが増えました。
具体的には、トーストと上にのせる具を別盛りにして出します。各自が好きな分だけのせて食べる形にして、調理の手間を省きました。手巻き寿司みたいなものですね。

具材は、生ハムやオイルサーディン(イワシの油づけ)をよく出しています。これらは一見高級に見えますが、じつはとてもリーズナブル。オイルサーディンは100円ショップやドンキホーテで108円で買えますし、生ハムはコンビニで200円以下で買えます。

あとは、サラダかスープを添えて完成。スープはインスタントの日も多々あります。元々、忙しい義母がこのスタイルでやっていたそうでまねさせていただきました。家族も食べたい分量を自分で調整できるメリットもあります。

 

●2:いろいろなお店で「服」を買うことをやめた

私も若い頃は、新しい服を見つけることや、さまざまなショップを巡ることを楽しんでいました。しかし年齢を重ねるにつれ時間の価値が変わり、体力がないので買物の時間を減らすことが重要に。

そこで考えたのは「服を購入するお店を絞り込むこと」。選択肢が限定され、買物の時間が短くなりました。

私の場合は、外出着は無印良品かユニクロ。部屋着はショッピングセンター内のお店で買うと決めました。このようにお店を決めてしまうと、ウロウロ歩く時間もなく、バーゲンに左右されることもなく、短時間で買い物できます。
アラフィフなのであまり若い人が行くようなお店は避け、そこそこの品質の無印良品とユニクロでまかなっています。

●3:丁寧に「お茶」を淹れるのをやめた

もともとズボラな私は、茶こしを洗うのが面倒でティーパックのお茶を使っていました。最近はさらにラクをしたくて、粉末状のお茶を愛用しています。
これならそもそも急須(ティーポット)を洗うこともなく、コップに粉をそのまま入れられるのでラクちん! 茶葉のように出過ぎて濃くなることもありません。

また、適量をつくれるのもいいところ。たとえばコップ半分くらい飲みたいと思うときがありますが、そんなときは少なめに粉を入れてお湯を注げばよいのです。茶葉と比べて味がおいしくないなら続きませんが、味がそこまで変わらないのでラクな方を選んでいます。

ティーポットの洗い物が減ったことで、ズボラな私はこのスタイルが気に入っています。また、お茶がらが出ないためゴミも減り環境に優しいと感じます。
暑くなったら、麦茶の粉を使う予定です。

 

●やめられることはやめて、これからの暮らしをラクに楽しくする

私がアラフィフで改めて見直し、やめたことを3つ紹介しました。
これらは私がラクだと思ったアイデアですが、忙しいアラフィフ世代の日々の生活の参考になれば幸いです。