「片づかない家」にあふれているもの3つ。簡単“捨てルール”があればもう増えない:5月人気記事
ESSEonlineで2023年5月に公開されたなかから、ランキングTOP3の記事を紹介します。
いつの間にか家にあるもの、収納を占領しているのに捨てる気になれないものはありませんか? ライフオーガナイザーの下村志保美さんが、片づけの仕事をしているうえで気づいた「片づかない家にあふれているもの」について教えてくれました。
「片づかない家にあふれているもの」は、ルールを決めて捨てる
今回は、片づけの仕事においてかなりの頻度で目にする「片づかない家にあふれているもの」についてまとめてみました。
●1:なにかに使えそうなもの
なんとなく取ってあるものがいつの間にか増えている、捨てられないままたまっていく…そんな経験はないでしょうか? たとえば以下のようなものがあります。
・ジャムが入っていたあきビン(今度自分が手づくりしたときにだれかにおすそ分けするときによさそう)
・あき箱(収納を整えるときの仕きりとして使えそう)
・お土産のかわいいあき缶(見せる収納に使える!)
・友達から誕生日に贈られたフラワーアレンジのカゴ(「なにかに」使えるかも!)
でも、これらは収納の中で場所を取るものなんです。
ほかには紙袋やラッピング用のリボン。1つ1つは薄くて小さいものですが、たくさんあるとかさばりますし、いつの間にかシワシワになって結局ギフトには使えない…ってことになりかねません。
本当にこんなに必要なのか、量を疑ってみてください。
●2:使い慣れないもの
サンプルでもらったジッパーつきの保存袋や野菜保存袋、新製品の食洗機洗剤や洗濯洗剤。これらも私が訪問するお客様のところでよく見かけるものです。
実用品ですし「使えるもの」ですが、使い慣れてないからなんとなくおっくうで手が伸びず、普段使っているものを使うから、これらのサンプルが残りがちです。
使い慣れないものだからこそサンプルを試す価値あり。積極的に使ってみると案外「使いやすいから今度からこれを買おう」と、新しいお気に入りができるかもしれません。
お土産でいただいた珍しい塩や調味料、お菓子、缶詰なども賞味期限が差し迫っていない限り、「なにかのときに使おう」と奥に仕舞い込まれがち。
使い慣れないものほどまず使う、食べることを意識しないと死蔵品になってしまいます。
珍しいものほど、買ったりもらったらすぐ使うようにしましょう。
●3:使いきれてないもの
パーマをかけたとき、髪が長かったとき、まとめ髪にする必要があったとき、ドラッグストアで買い求めた○◯用の整髪料が洗面所を占領していませんか?
そのうちパーマをかけるかもしれないし、まとめ髪にすることもあるかもしれない…中身が残っているのに捨てるのは心苦しいし、中を出して捨てるのも面倒くさい。
化粧品やマニキュアもそうですが、古いものは化学変化や水分の蒸発などで変質します。
一見もったいないように思いますが、肌に直接つけるものは半年から1年での処分をおすすめします。
私はヘアケアグッズは娘と共有しています。こうすれば使いきるのも早いし、「ここに入るだけ」というルールがあるのでむやみに増えなくなりました。
キッチンにありがちな使いきれてないものの代表例が、定番ではないスパイス類。レシピ本を見て買ったものの、使ったのはそのとき一度だけ。これは(2)の使い慣れないものでもありますよね。
1か月以内にもう1度そのスパイスを使う機会をつくってみる。それでも結局使わないのであれば、もうあなたはそれを使いきる日はないのだということです。
また資格取得のための教材、ダイエット用の器具なども「買ったけど途中で挫折してしまったものもまた「使いきれてないもの」です。
●家の中に入り込んできたものは、ルールを決めて処分!
今日お伝えした3つのものは、1つ1つは小さくて何気なくさりげなく家の中に入り込んできます。そして、なかなか捨てるチャンスもありません。
だからこそ
・ここに入るだけ
・1つ増えたら1つ処分
・○月◯日に使う(決めても何度も使わなかったら処分を検討する)
など、自分なりのルールを決めておくといいですね。
ぜひご自宅の収納を見直してみてください。