フランス人の夫と結婚し、パリに在住するフリーアナウンサーの中村江里子さん。「とにかく家事は溜めないよう心掛けています」と話す中村さんに、家事の工夫と愛用しているアイテムを教えてもらいました。

中村江里子さんの「溜めない家事の工夫」

「あなたの家にはゴミ箱がない」。日本から母がわが家に来ると、そう言いながらゴミを捨てる場所を探しています。考えてみると、たしかに東京の実家ではそれぞれの部屋にゴミ箱があったものですが、パリのわが家ではキッチンと次女の部屋にあるだけです。

中村江里子さんが愛用しているハンディクリーナー

あえてそうしているわけではなくて、ゴミ箱を買おうと探していたことはあるのです。けれども、気に入ったものに出合えないまま。でも、まったく困らないことに気がつきました。

子どもたちは自分の部屋で出るゴミは、ひとまず紙袋に入れて、それをまめにキッチンに持ってきて捨てるのが習慣ですし、ダイニングで仕事をする私も同様。

●床にはものを置かず、まめに片づけて定位置に

掃除については、わが家には動物がいますし、家族も多い。ですから、洗面所の髪の毛なども気がついたらすぐに掃除。基本的に、床にはものを置かず、まめに片づけて定位置に。そんなふうにちょこちょこいつも掃除や片づけをしていていれば、ほとんどが5分、10分で終了。

ものを探す時間のロスも防げます。忙しくてそのまま夜になってしまうこともありますが、逆に気になって寝られない! すませてしまえば気分がいいので、とにかく家事は溜めないようにと、心掛けています。

●イケアのボックスはランドリーコーナーで利用

キッチン改装時、流しの下のコーナーに入れるためにイケアで買ったボックス。結局サイズが合わず使えなかったので、ランドリーコーナーで利用。

●洗濯カゴの定位置は脱衣所

洗濯カゴの定位置は脱衣所。各自がこれに入れたり、直接ランドリーコーナーに持ってきたりした洗濯物を毎日洗います。1回ですめばラッキー!

●ゴミ箱はシンプルなものが長持ち

右が普通ゴミ、左が資源ゴミ。センサー式なども使いましたが、結局、ペダルを足で踏んでフタをあけるシンプルなものが長持ち。

●何台もアップデートしてきたハンディクリーナー

 

もう何台目かわからないほどアップデートしてきたハンディクリーナー。

 

現在のものはたたんですっきり収まるタイプです。

中村江里子さんの、工夫たっぷりのすてきなデイリー・スタイルは、最新刊のパーソナルマガジン『セゾン・ド・エリコ Vol.17』(扶桑社刊)でもたっぷりご紹介しています。

『セゾン・ド・エリコ』のECサイト「中村江里子セレクション Avenue du KIKI」では、中村さんの愛用品やお気に入りのアイテムを提案しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。