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Spotifyにて隔週火曜日に無料配信中の「リスアニ!RADIO」にて、人気企画「リスアニ!最強プレイリストを作ろう!」の新シーズンが2023年5月2日配信の#30よりスタートした。

「リスアニ!RADIO」は、音楽プロデューサー/音楽評論家の冨田明宏、ラジオパーソナリティ・MCの青木佑磨、リスアニ!編集長の馬嶋 亮の3人がお届けするアニソン情報トーク番組。音楽サブスクリプションサービスのSpotifyを通じて、旬のアニメ音楽情報を発信している。

当番組の人気レギュラー企画「リスアニ!最強プレイリストを作ろう!」は、「海外にまだあまり知られていないアニソンの新旧名曲」を集めることをメインコンセプトとして昨年5月からスタート。毎回の番組のトーク内容によってコンセプトからはたびたび脱線しながらも、2022年は累計141曲をストック。時代やジャンルを選ばない「リスアニ!RADIO」ならではの“異形の”プレイリストを構築した。さらに同年末には、このプレイリストから改めて厳選・アーカイブ化のために18曲を選曲した「Season 1」完結スペシャル(#21)を配信している。

【お知らせ】

「リスアニ!最強プレイリストを作ろう!」Season 2は、2023年5月2日配信の#30よりスタート。番組では、当コーナーで語ってほしい楽曲・作品・テーマなどをリスナーの皆さんから募集中!

●番組へのメッセージの送り方

メールの場合:番組アドレス<lisani@sonymusic.co.jp>宛に、「リスアニ!最強プレイリストを作ろう!」という件名と、本文にはラジオネームを記入して投稿してください。

Twitterの場合:ハッシュタグ #リスアニRADIO をつけて投稿してください。

「リスアニ!RADIO presents 最強アニソンプレイリスト -Season 1-」全曲紹介



ここでは、現在Spotifyでアーカイブを公開中の「最強プレイリスト-Season 1-」に厳選された18曲について、番組パーソナリティの冨田・青木・馬嶋によるそれぞれの選曲理由とともに解説する。

Red fraction(MELL)

TVアニメ『BLACK LAGOON』OPテーマ(2006年)



「これまでに最もヘビロテしたアニソン」という番組内テーマから挙がった曲の1つ。MELLのメジャーデビュー曲で、作曲・編曲はクリエイターチームI’ve所属の高瀬一矢が手がけている。番組パーソナリティの3人からは、楽曲の発表当時にリスナーとして驚いたというエピソードとともに紹介。「エレクトロ・ハードコア的なサウンド感の、勢いとパワーと攻撃力と……ありとあらゆるものが凝縮された楽曲」(冨田)。

ピンキーフック(麻倉もも)

TVアニメ『カノジョも彼女』EDテーマ(2021年)



声優・麻倉ももの初ライブツアーでのパフォーマンスをきっかけに選出。青木による同ライブのレポートでは、「最新の音楽ムーブメントを取り入れながらも、その中心に麻倉ももがいることで普遍性を失わない楽曲」と解説。リスアニ!RADIOでは、かなりの技巧派でありながら「ぎりぎり絶妙に麻倉もものかわいさの邪魔にならない」という楽器の音色(おんしょく)選びとそのバランスの良さについてレコメンドしている。

Perfect-area complete!(麻生夏子)

TVアニメ『バカとテストと召喚獣』OPテーマ(2010年)



作詞:畑 亜貴、作曲・編曲:前山田健一による非常にキャッチーな1曲。雑誌「リスアニ!」創刊当時の2010年にリリースされたさまざまなアニソンを振り返る中で、当プレイリストに欠かせない楽曲として馬嶋が推薦した上で、パーソナリティ3名の意見としても「めちゃくちゃいい曲」と全会一致で迷わず選出となった。

Let Me Be With You(ROUND TABLE featuring Nino)

TVアニメ『ちょびっツ』OPテーマ(2002年)



作詞・作曲を手がけた北川勝利の功績を讃えるべくして挙がった楽曲。こちらはROUND TABLE featuring Nino名義では最初のシングルで、「2002年当時、『ちょびっツ』という作品のテンションとともに、このテイストの曲をアニメ主題歌でやったことが絶妙だった」(冨田)、「アニソン業界に北川さんがやってきて、あの渋谷系、フィリ―ソウルの要素を持ち込んでいなかったら今の時代になっていない」(青木)と絶賛が寄せられた。

Love Destiny(堀江由衣)

TVアニメ『シスター・プリンセス』OPテーマ(2001年)



「声優が歌うアニメソング」という一大テーマを語るにあたり、リスアニ!RADIO始まって以来の第一指名として青木から挙がった名前は「堀江由衣」。そのマスターピースとなった名曲群からどれを選ぶのか? 大論争の果てに、「20年以上前の曲となった今、改めて堀江由衣の原点として残したい」(冨田)という意見から、1stシングルである当楽曲が選出された。

太陽は夜も輝く(WINO)

TVアニメ『HUNTER×HUNTER』OPテーマ(2000年)



20年以上前に解散したロックバンド・WINOのナンバーで、“こんな曲もサブスクで聴けるとは!”という発見を分かち合った1曲。番組内で「HUNTER×HUNTER」マンガ連載再開を祝う流れの中、「みんなでWINOの曲聴きましょうか!」(青木)という半ば冗談交じりな提案から、本当にSpotifyで聴けることが判明。以降、この曲の存在はリスアニ!RADIOの中でたびたび話題に挙がることとなった。

Shangri-La(angela)

TVアニメ『蒼穹のファフナー』OPテーマ(2004年)



2000年代以降のアニソンシーンで最も有名な曲の1つとして、その魅力を冨田が改めて解説。注目したのは、ボーカルのatsukoがイントロで歌う“さよなら 青き日々よ”というフレーズ。「あれは絶対“さよなら 青き日々よ〜〜〜〜…い”、って歌ってるんです」と、特徴的な語尾と楽曲が持つインパクトとの関係を語った。この超ピンポイントな楽曲レコメンドは物議(?)を醸し、angelaが後日出演したライブイベント“リスアニ!LIVE 2023”でステージMC上のネタとしても取り上げられることに。

ひぐらしのなく頃に(島みやえい子)

TVアニメ『ひぐらしのなく頃に』OPテーマ(2006年)



番組リスナーから寄せられた「夏に聴くと怖い曲選手権」というリクエストに応える形で真っ先に挙がった1曲。作曲・編曲はI’veの中沢伴行・高瀬一矢が手がけている。『ひぐらしのなく頃に』という作品について、「ただお話が怖いだけじゃなくて、怖がらせる仕掛けがアニメや楽曲にあった」(青木)という評価や、曲のイントロでとあるフレーズを逆再生したものが使用されていると分かったときの怖さなどが語り草に。

鏡面の波(YURiKA)

TVアニメ『宝石の国』OPテーマ(2017年)



「聖地巡礼とアニソン」=土地ゆかりのアニメ&楽曲の特集で、番組パーソナリティ3人中2人の出身地であることから話題はもっぱら「埼玉県が舞台の作品」に。この流れで、馬嶋が同郷である蓮田市出身のアニソンシンガー・YURiKAを紹介。中でも、「変拍子のポストロックですごくかっこいい」(馬嶋)と評価しながらこの楽曲を取り上げている。

Neko Mimi Mode(Demitri From Paris)

TVアニメ『月詠 〜MOON PHASE〜』OPテーマ(2004年)



『月詠 〜MOON PHASE〜』で主演をつとめた斎藤千和の“ネコミミ・モード!”というボイスを、フランス人DJのディミトリがひたすらサンプリングした萌え&お洒落楽曲。声優とアニソンの歴史を振り返る話題の中で、この楽曲が「日本人の声優と海外のアーティストとの邂逅の始まりかもしれない」(冨田)として、当時のシーンに与えた衝撃度の高さとともに紹介している。

さくらんぼキッス〜爆発だも〜ん〜(2022mix)(KOTOKO)

アルバム『すぅぃ〜とさいくろん-☆いぇいっ☆-』より(2022年)



「最強アニソンプレイリスト」で紹介するべきアニソンシンガーとは誰か?という最初期の議題に挙がった名前がKOTOKO。そんな彼女の持ち味の1つである「電波ソング」の代表的ナンバーとして、以降も事あるごとに取り上げられている楽曲。アニメやゲームの作風に合わせ、こうした電波ソングもシリアスな楽曲も歌いこなす振り幅そのものをパーソナリティ一同が高く評価した。

がんばれ!蜘蛛子さんのテーマ(「私」CV:悠木碧)

TVアニメ『蜘蛛ですが、なにか?』EDテーマ(2021年)



海外のリスナーを一聴で驚かせる“エクストリーム”なアニソンという切り口から冨田が選曲。「常軌を逸しているテンポの速さと言葉の詰まり方。あれでちゃんと音程を取って歌って、しかも芝居までしているっていう、あのとんでもない声優の技術というものを海外にぜひお届けしたい」(冨田)として、悠木碧の歌唱力・演技力とキャラクターソングの奥深さを紹介した1曲。

ハレ晴レユカイ(平野綾、茅原実里、後藤邑子)

TVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』EDテーマ(2006年)



近年のキャラクターソングと、声優が歌とともに踊るというスタイルを定着させた原点的な1曲として紹介。この曲が強く支持された背景には、「キャラが踊るアニメーションのすごさが話題になり、声優さんもライブで踊って、しかもそれが平野さんたちだったからこそ踊りの素養もあって…という、奇跡的な噛み合わせだった」(青木)という分析とともに、2006年頃から勃興した動画投稿サイトとの連動もポイントとして挙げられている。「メディアの新しい力みたいなものをアニソンから感じた、という意味でも重要な曲」(冨田)。

ルネッサンス情熱(国安わたる)

TVアニメ『ミスター味っ子』OPテーマ(1987年)



馬嶋が「ずっとサブスクで聴きたかった」(=長らく配信されていなかった)と語った思い出の1曲。同曲を含むサントラアルバム『ミスター味っ子 満腹定食』がSpotifyに解禁されたことが判明するやいなや、その意外な展開に一同は大盛り上がり。楽曲自体も、80’sシティポップが世界的に注目されている現代に見直されるべき内容である……ということから正式にプレイリストに選出されることとなった。

SHOOT!(RO-KYU-BU!)

TVアニメ『ロウきゅーぶ!』OPテーマ(2011年)



活動を終了した声優ユニットについて、「もし再集結、再始動の機会があったら聴いてみたい曲は?」というテーマから選曲。花澤香菜、井口裕香、日笠陽子、日高里菜、小倉 唯というメンバーが揃ったRO-KYU-BU!については、「今思えば、もう本当に集められないかもしれないスーパースターたちが参加している声優ユニット」(冨田)と評された。作詞:KOTOKO、作曲・編曲:八木沼悟志というクリエイター陣による楽曲も伝説的。

ETERNAL BLAZE(水樹奈々)

TVアニメ『魔法少女リリカルなのはA’s』OPテーマ(2005年)



「声優が歌うアニメソング」部門で、再び大きな論争を巻き起こすこととなった「水樹奈々の楽曲からどれか1曲選ぶとしたら?」というテーマ。代表曲と呼べる曲だけでも層が厚いことから議論は難航を極めるも、紆余曲折の末に3人が選んだのは「ETERNAL BLAZE」だった。その選曲理由は、アニソンとして「王道」であること。水樹奈々の歌の魅力としては、「海外にも歌のうまいシンガーはいるけれど、演歌が由来している“コブシ感”は他ではあまり見られない」(青木)とも紹介している。

宇宙刑事ギャバン(串田アキラ)

TV特撮ドラマ『宇宙刑事ギャバン』OPテーマ(1982年)



黎明期から現代まで半世紀以上アニソンを創り続けた偉大な作曲家、2022年6月に亡くなった渡辺宙明の功績を讃えるため、リスアニ!RADIOでも歴代楽曲の特集企画を敢行。パーソナリティ陣の心に特に強く残るナンバーとして、特撮ソングの歴史的名曲「宇宙刑事ギャバン」を紹介した。3人が“若さ 若さってなんだ ふりむかないことさ”とその場で思わず歌い出すキャッチーさ、そして熱さは40年を経ても変わらない。

雨にキッスの花束を(今井美樹)

TVアニメ『YAWARA!』OPテーマ(1990年)



「夏」をイメージするアニソン、その中で「雨」にまつわる楽曲として冨田がチョイス。リリースから30年あまりを経た楽曲の味、OPアニメーションの魅力の再発見……という意味合いもありつつ、番組では曲の後半に入っている今井美樹のセリフパートに注目。「とんでもない肩の力の抜け方!」として紹介した。冨田によるモノマネも交えたプレゼンに妙なインパクトがあり、リスアニ!RADIOとしては忘れられない一幕となった。言わばボーナストラック的な位置づけの1曲。



●番組情報

リスアニ!RADIO

Spotify「Music + Talk」にて無料配信中

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【お知らせ】

「リスアニ!最強プレイリストを作ろう!」Season 2は、2023年5月2日配信の#30よりスタート。番組では、当コーナーで語ってほしい楽曲・作品・テーマなどをリスナーの皆さんから募集中!

●番組へのメッセージの送り方

メールの場合:番組アドレス<lisani@sonymusic.co.jp>宛に、「リスアニ!最強プレイリストを作ろう!」という件名と、本文にはラジオネームを記入して投稿してください。

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関連リンク



リスアニ!RADIO

https://www.lisani.jp/radio/

リスアニ!RADIO presents 最強アニソンプレイリスト -Season1-

https://open.spotify.com/playlist/1eqTnuWYQxJv559xjVREE9