『VALORANT』国際リーグ「VCT Pacific」で、日本代表2チーム「ZETA」と「DFM」が激突!
●【試合レポート】
2023年4月16日、韓国・ソウルで開催されているタクティカルFPSゲーム『VALORANT』の国際リーグ「VALORANT Champions Tour 2023 Pacific League」(以下、VCT Pacific)にて、「ZETA DIVISION」(以下、ZETA)と「DetonatioN FocusMe」(以下、DFM)の試合が行われました。日本代表チーム同士の対戦です。
「VCT Pacific」では、東南アジア・韓国・日本・南アジアから出場した10チームが、6月に日本で行われる国際大会「Mastars Tokyo」への出場権をかけて戦います。現在は8週にわたる総当たり戦の「リーグプレイ」を開催中。上位6チームが次のステージである「プレイオフ」に進出します。
記事では、「ZETA」対「DFM」の試合模様と、「ZETA」crow選手、Laz選手、「DFM」takej選手への試合直後のインタビューをお届けします。
重要な1勝とプライドをかけて戦った「ZETA」vs「DFM」
「ZETA」と「DFM」の日本2チームが激突したのは、リーグプレイの折り返し地点となるWeek4。Week3終了時点で、「ZETA」は2勝1敗の暫定6位、「DFM」は0勝3敗の暫定9位でした。残り試合が少なくなっていくなか、ここで勝ち星をあげておきたい両チームにとって、非常に重要な試合です。
この試合では、「DFM」のロースターに変更があり、xnfri選手に代わって今リーグで初出場となるSeoldam選手が出場。Seoldam選手の登場が、どのように影響するかも見どころとなりました。
1マップ目は、「ZETA」がピックしたアセント。ファーストラウンドでのcrow選手の見事な1vs3クラッチから、「ZETA」が止まらぬ勢いを見せ、前半10-2と大幅なリードで折り返しを迎えます。後半では、セカンドバイを成功させた「DFM」が流れをつかみ、ラッシュによる素早い攻めで7ラウンドを連取。しかし、前半の差を取り戻すことはできず、「ZETA」が13-9で1マップ目を勝利しました。
2マップ目は、「DFM」がピックしたヘイヴン。前半、「ZETA」が攻めで一気に6ラウンドを連取するスタートを切ります。「DFM」はSeoldam選手のジェットによるアグレッシブな立ち回りが刺さる場面もありましたが、「ZETA」のリードは変わらず、9-3での折り返しを迎えました。後半は、「DFM」のラッシュでの攻めに「ZETA」が対応を見せ、13-5で「ZETA」が勝利。これによりマップカウント2-0で、「ZETA」が日本チーム対決を制しました。
■試合結果
ZETA [2-0] DFM
1マップ:13-9(アセント)
2マップ:13-5(ヘイヴン)
1マップ目は、「ZETA」crow選手による驚異的な1vs3クラッチからスタート
2マップ目では、「DFM」Seoldam選手がジェットでの見事な活躍を見せた
●【ZETA crow選手インタビュー】
感情の波を消してプレイに一貫性を持たせることを意識
試合直後、「ZETA」crow選手への単独インタビューを行いました。今回の試合はcrow選手にとって、日本チーム同士の対決でもあり、かつて「ZETA」のメンバーとして共に戦ったtakej選手、Reita選手との対戦でもありました。
元チームメイトとの対戦にのぞんだ気持ちや、今リーグに入ってからcrow選手があまり感情を見せないようにしている理由、「Masters Tokyo」出場権へのプレッシャーなどについて聞いています。
インタビューに応じてくれた「ZETA」crow選手
――まずは本日の「DFM」との試合を終えた感想を教えてください。
crow:今日の試合を終えて、チームとして週を追うごとにどんどん良くなっているなと感じています。
――今回は日本チーム同士の試合、かつ元チームメイトとの対戦でもありました。いつもと違った気持ちはありましたか?
crow:ほかのメンバーはどうだったかわからないですが、僕自身は元チームメイトと、国際大会の「VCT Pacific」で戦うことに、思うところがありました。なので、この1週間は「絶対に負けたくない」という気持ちで練習してきました。
――今リーグに入ってから、crow選手はあまり感情を出さないようにされていると思います。これにはどういった理由があるのでしょうか?
crow:試合中に、ラウンドを取って喜んだり、相手のビッグプレイでラウンドを落としてへこんだり、そういう感情の波を自分のなかで消そうと思ったんです。よりプレイに一貫性を持たせるためにやっています。
――それを試合中だけでなく、普段から意識されているんですね。
crow:そうですね。おもしろいことがたくさんあって、笑ってしまいそうになることもあるんですけど、耐えています。
――どんなきっかけから、それを意識しようと思ったのでしょうか?
crow:自分の大会でのプレイを見直していて、「何が良くなかったんだろう」と考えているうちに、感情の波が原因なんじゃないかと思ったのがきっかけです。
――実際に今、試合のパフォーマンスにつながっている実感はありますか?
crow:フィジカル面での変化はわからないですが、試合中の判断能力、特にコール能力や少人数戦での報告などは、前に比べるとかなり良くなっているように感じます。
――試合内外でのチームメイトからの反応はどうですか?
crow:チームメンバーはみんな、笑わせようとしてきますね。たまに笑っちゃうんですけど。でも、仲良くやってます。
――チームのなかで一番笑わせようとしてくるメンバーは誰ですか?
crow:一番笑わせようとしてくるのは、Depですね。
crow選手とDep選手
――今回「Masters Tokyo」への出場権がかかっていて、プレッシャーも今まで以上に大きいのではないかと感じますが、そうした面はいかがでしょうか?
crow:やはり“「Masters」が日本で開催されるからには……”というプレッシャーはすごくありますが、今はなるべく考えないようにしています。1週1週の試合を大切にやっていこう、という気持ちのほうが強いですね。
――長期リーグですが、スケジュールの面でこれまでの大会との体力的な負担の違いはありますか?
crow:日本にいたときよりも確実に、個人での練習量もチームでの練習量も増えています。起きている間はもうずっとゲームをしている感じですね。それに加えて、環境の違いや食生活の違いなどもあるので、口には出さないものの、結構みんな踏ん張ってやっています。
――「Global Esports」戦に続き、今回もcrow選手の90%を超えるKAST(※)が注目されていました。自身でもこうした数値を意識することはありますか?
※KASTは、キル・アシスト・生存・トレードキルをしたラウンドの割合を示すもので、ラウンド取得への貢献度を示す指標とされている。
crow:自分ではまったく気にしたことがなく、その数値がどれくらいだとすごいのかどうかもわからないです。昔からサポート寄りのプレイをしているので、ほかの人と比較して自分がどうだとか、あまり考えたことはないですね。プレイだけを見ていて、数値はあまり見ていません。
この日も90.9%と高いKASTを叩き出し、crow選手がMVPに選出された
――今日の勝利で3勝1敗となり、暫定順位も大きく浮上しました。現在の順位や勝利数について、どう感じていますか?
crow:初戦は「DRX」に負けてしまいましたが、「DRX」はアジアに限らず世界でトップのチームだと思っているので、吸収できることを吸収して、成長していこうと意識していました。そこからは、どんどん週ごとに良くなっていると感じます。もちろんプレイオフに進みたいですし、何位で抜けるかも重要なので、1勝1勝を大切にしていきたいです。
――それでは最後に、リーグプレイ後半戦に向けた意気込みをお願いします。
crow:ここまで3勝1敗ですが、本当にもう1敗もしたくない気持ちで挑んでいるので、また1週間練習して次の試合も勝ちます。応援よろしくお願いします。
●【ZETA Laz選手インタビュー】
2位通過でプレイオフ進出を目指す
続いて、試合直後の「ZETA」Laz選手への単独インタビューです。「ZETA」は今リーグに向けて、IGL(インゲームリーダー)やロールの変更を行っており、その判断が結果にどうつながるかが注目されていました。
IGLを務めているLaz選手自身のパフォーマンスへの手応えや、リーグプレイ前半戦の振り返り、そしてリーグプレイ後半戦に向けて、何位でのプレイオフ進出を目指しているかなどについて聞いています。
インタビューに応じてくれた「ZETA」Laz選手
――まずは、今日の「DFM」との試合を終えた感想を教えてください。
Laz:今日はすごく良い形で試合ができたと思います。先週よりも先々週よりも、チームとしてどんどん強くなっているし、個人的なパフォーマンスもちゃんと良くなっていて、ひと安心しています。
――日本チーム同士での試合でしたが、いつもと違った気持ちなどはありましたか?
Laz:やはり日本チームが相手だと、みんな個人的な感情が出ているように感じますね。普段の試合よりもさらに強く、勝ちたいという感覚があるように思います。僕自身も、ちょっと普段と違う感覚はありました。
――元チームメイトとの対戦という点でも、何か意識することはありましたか?
Laz:お互いにプレイスタイルをよく知っていますし、特にReitaは相手として戦いたくないタイプの選手です。でも、チームが週ごとに成長していることを実感できていて、この調子なら絶対に勝てるだろうと思っていました。
試合を終え、グータッチを交わす「ZETA」と「DFM」
――今日の試合では、Laz選手自身のパフォーマンスの高まりをより感じられました。IGLをしながらプレイすることに対する感触はいかがでしょうか?
Laz:IGLをしながらいつ戦うか、個人技にいつ集中すべきかという、切り替えのタイミングがわかってきました。あとは、作戦のことばかり考えすぎないとか。今回いい形で結果が出せたので、個人的にも良かったなと感じています。
ただ、全体の動きを考えていたら正面の撃ち合いが始まってしまったり、相手の動きへの対応を考えていたら取り残されてしまったり、そういうことも今日の試合では起きていたので、まだ修正するところはたくさんあるなと思います。
――リーグプレイの前半戦、Week2〜3では逆転勝利という展開も相まって、「VCT 2022 Masters Reykjavík」(※)のときを彷彿とさせる勢いがあったように感じます。皆さんの感覚としてはいかがでしたか?
※2022年4月にアイスランド・レイキャビクで行われた国際大会。この大会で「ZETA」は世界3位という結果を残した。
Laz:Week2の「ここで負けると本当にきつい」という状況から、Depが前ブリンクして倒してラウンドを取り、マップを獲得する展開は、やっぱりレイキャビクの「Fnatic」戦を思い出すところがありました。
ただ、レイキャビクはもう1年前の話。逆にそれ以外には、あまり結果を出せていません。そう考えると、自分たちにとっては過去の栄光みたいなものなので、あまり考えないようにしています。
――Week2〜3は、1マップ目を落としたところから追い上げる展開でした。スロースターターな印象もありましたが、どういった理由がありそうですか?
Laz:結構スロースターターなところは感じています。特に誰がというわけではなく、全員ですね。いつも「寒い寒い」と言いながら手が冷たい状態で試合を始めることが多いので、どうにか改善したいです。
今日の試合は、序盤から勢いに乗れて、攻めも上手くできていました。守りでは、相手が用意していたものが強かったこともあるんですけど、それにもっと早く対応できたら良かったなと思います。ここは1マップ目だった影響も多少はあったかな、くらいですかね。
――ここまで3勝1敗と、「DRX」との初戦を落とした以降は勝利を続けています。チームのなかでも、手応えや自信を感じている雰囲気はありますか?
Laz:そうですね。どんどん成長していて、相手にスーパープレイを出されても、ちゃんと勝てる感覚があって、すごく強いチームになったと思います。
初戦は、日本から韓国に拠点を移すときのゴタゴタもあって、あまり十分な練習ができていない状態でもありました。ただ、初戦でこのリーグの最強格である「DRX」と戦えたのは、一発目の経験値としてすごくありがたいものだったし、恵まれていると思います。
XQQコーチ、Laz選手、TENNN選手、SugarZ3ro選手、crow選手、Dep選手
――リーグプレイの後半戦には、5試合が残っています。特に難しい戦いになるだろうと考えているチームはいますか?
Laz:「Gen.G Esports」はすごく強いし、「Paper Rex」も言わずもがな、すごく爆発力のあるチームです。もともと今リーグは、「DRX」と「Paper Rex」の2強だと思っていたので、かなり強いチームが残っていると感じます。ただ、自分たちもすごく強くなっていて、全然戦えるし勝てると思っているので、楽しみにしています。
――プレイオフへの通過順位として、目標としている具体的なラインがあれば教えてください。
Laz:目標は、今見えるところで一番高い2位通過ですね。ここから残っている試合を全勝して、2位で抜けてプレイオフに行きたいと思っています。今チーム全体がどんどん強くなっている実感があるので、このまま練習を重ねて強くなっていけば、目指せる位置だと感じています。
――今リーグでは、日本のファンが多く現地に駆けつけています。現地で感じる応援の印象はいかがですか?
Laz:たくさんのファンの方がわざわざ現地まで来てくださっていて、本当にありがたいです。ぜひ楽しんでいってほしいです。
ただ、僕はかなり目が悪くて、両目の視力が0.1くらいなんですけど、試合中はコンタクトも眼鏡もつけていないので、実はステージ上から客席が見えていなくて(笑)。でも、試合前にステージでデバイスをセットしているときは、眼鏡をかけているので、そのときに客席を見ています。応援してもらえていることを感じて、とても力になっています。
――それでは最後に、リーグプレイの後半戦に向けた意気込みをお願いします。
Laz:本当に週ごとにチームが強くなっていて、僕自身もやっていて楽しいし、すごく良いチームだと自信を持っています。これからもどんどん成長して、全部の試合を勝ち切りたいと思っています。皆さん、いつも応援ありがとうございます。毎週の試合を楽しんでもらえたら幸いです。
●【DFM takej選手インタビュー】
最後まで諦めない心で戦う
最後は、試合直後の「DFM」takej選手への単独インタビューです。「DFM」はここまで、強豪チームを相手にあと一歩のところで勝利を逃す展開が続き、0勝と苦しい状況に追い込まれています。
「DFM」にとって重要な局面である今日の試合にのぞんだ気持ちや、チームの雰囲気づくりのためにtakej選手が意識していること、そしてリーグプレイ後半戦に向けた意気込みなどを聞きました。
インタビューに応じてくれた「DFM」takej選手
――まずは、今日の「ZETA」との試合を終えての感想を教えてください。
takej:ファーストマップに関しては、勝ち切れたんだろうなという気持ちが残りつつ、「ZETA」のプレイが上手かった印象ですね。セカンドマップは、練習でやってきたことが刺さらなかったのもあるんですけど、「ZETA」のアドリブがすごく上手かったです。
――「ZETA」のプレイのどんなところが、特に上手かったと感じますか?
takej:中盤や終盤あたりで、自分たちが「ZETA」のフェイクに引っかかってしまいました。それも普段の練習であれば、引っかからないようなものなんですが、大会ならでは緊張や焦りが出てしまったのかなと思います。そういった「ZETA」の揺さぶりが上手かったです。
――今日の試合は「DFM」にとって絶対に勝ちが欲しい局面でもあり、かつ日本チーム同士の対決でした。いつもと違った気持ちはありましたか?
takej:この試合で負けたらいよいよ厳しいという意味で、絶対に勝たなければいけないと思っていました。でも、相手が日本チームだからといって、特別に勝ちたいという気持ちはなかったです。すべての試合で勝ちたいので、同じ気持ちで挑んでいました。
――お互いをよく知る元チームメイトがいることで、相手の癖から動きを予測する“人読み”をするような場面はありましたか?
takej:自分が元チームメイトと、1対1で戦う場面があまりなかったですね。時間をかけて1対1をするような、人読みができそうなシーンが今回はなかったです。
――今回の試合では、Seoldam選手が今リーグ初出場となりました。xnfri選手と代わって出場する判断について、チームではどういった話し合いがありましたか?
takej:オーメンなどのコントローラーは、今のアセントやヘイヴンのメタを考えると、より攻撃的に戦える自分のプレイスタイルの方が合っていたんですよね(※)。そこをコーチが判断してのチェンジだったと思います。
※今リーグで「DFM」は、主にtakej選手とxnfri選手による2コントローラーを採用していたが、今回の試合ではコントローラーをtakej選手のみとする構成に変更している。コントローラーとは、スモークを扱うロールのこと。
今リーグ初出場となったSeoldam選手
――「DFM」は試合中の雰囲気がとても良く、特にtakej選手がムードメーカーの役割を果たしているように感じます。何か意識されていることはありますか?
takej:ムードメーカーとしての意識はあまりしていないですが、試合中に味方の士気を下げるような発言はしないようにしています。誰かがミスをしたとして、もしそのミスを追及されたら、頭が真っ白になったり、プレイに集中できなくなったりしてしまうと思うので。
試合中の雰囲気はすごく大事だと思っていて、少し前に「Crazy Raccoon」のRionさんと一緒にゲームをしたときに、彼の雰囲気づくりがすごく好きだったので、それを真似しています。
もしチームが落ち込んでいる雰囲気だったら、とにかく盛り上げなきゃと思いますね。自分が「ZETA」にいたころ、最後の決勝でみんなが疲弊しているなか、自分がテンションを最大まで上げて、気合で乗り切ったこともありました。そうやってチームメンバーの士気を上げることは、無意識にやっています。
――日本のファンも多く現地に応援に駆けつけていると思います。今日は「DFM」の3回目のサイン会があるそうですが、現地での応援の印象はいかがですか?
takej:すごくうれしいですね。もちろん自分たちのファンも来てくれていると思うんですけど、今日は「ZETA」のファンが来て、ついでに「DFM」のサイン会も寄っていくか、みたいな雰囲気かもしれないので、そういう場合は変な対応をするかもしれません(笑)。
――それでは最後に、リーグプレイ後半戦に向けた意気込みをお願いします。
takej:自分たちの修正すべき点は、もうあと一歩のところまできているので、最後まで取り切る力をつけて、最後まで諦めない心で戦っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。
円陣を組む「DFM」のメンバーとコーチ
●【今後のスケジュール】
負けられない戦いが続く、リーグプレイ後半戦へ突入
Week4終了時点で、リーグプレイのランキングは、3勝1敗で「ZETA」が暫定3位、0勝4敗で「DFM」が9位となっています。「VCT Pacific」では、リーグプレイの上位6チームがプレイオフに進出。プレイオフを勝ち抜き、トップ3に入ったチームが「Masters Tokyo」への出場権を手にします。
プレイオフでは、上位6チームがリーグプレイでの順位に応じたスタート位置から、ダブルエリミネーショントーナメントを戦います。これによりリーグプレイの上位2チームには、プレイオフ第2回戦からのスタートとなるシード権が与えられます。
リーグプレイは、残すところ5試合。他チームの成績にも左右されますが、5〜6勝がプレイオフ進出のボーダーラインになることが予想されます。加えて、同順位に並んだ場合には、直接対決の結果が反映されるため、順位が近いチームに勝利しておくことも重要となるでしょう。
日本2チームにとって負けられない試合が続きます。リーグプレイ後半戦も引き続き、日本2チームの活躍を応援しましょう!
・Week5
4月23日:「DFM」vs「Team Secret」
4月24日:「ZETA」vs「Talon Esports」
・Week6
4月29日:「DFM」vs「T1」
4月29日:「ZETA」vs「Team Secret」
・Week7
5月6日:「ZETA」vs「Paper Rex」
5月8日:「DFM」vs「DRX」
・Week8(スーパーウィーク)
5月12日:「ZETA」vs「T1」
5月13日:「DFM」vs「Global Esports」
5月14日:「ZETA」vs「Gen.G Esports」
5月16日:「DFM」vs「Talon Esports」
Week4終了時点での暫定ランキング
リーグプレイ期間の対戦スケジュール
リーグプレイの順位に応じて配置されるプレイオフのトーナメント表
2023年4月16日、韓国・ソウルで開催されているタクティカルFPSゲーム『VALORANT』の国際リーグ「VALORANT Champions Tour 2023 Pacific League」(以下、VCT Pacific)にて、「ZETA DIVISION」(以下、ZETA)と「DetonatioN FocusMe」(以下、DFM)の試合が行われました。日本代表チーム同士の対戦です。
記事では、「ZETA」対「DFM」の試合模様と、「ZETA」crow選手、Laz選手、「DFM」takej選手への試合直後のインタビューをお届けします。
重要な1勝とプライドをかけて戦った「ZETA」vs「DFM」
「ZETA」と「DFM」の日本2チームが激突したのは、リーグプレイの折り返し地点となるWeek4。Week3終了時点で、「ZETA」は2勝1敗の暫定6位、「DFM」は0勝3敗の暫定9位でした。残り試合が少なくなっていくなか、ここで勝ち星をあげておきたい両チームにとって、非常に重要な試合です。
この試合では、「DFM」のロースターに変更があり、xnfri選手に代わって今リーグで初出場となるSeoldam選手が出場。Seoldam選手の登場が、どのように影響するかも見どころとなりました。
1マップ目は、「ZETA」がピックしたアセント。ファーストラウンドでのcrow選手の見事な1vs3クラッチから、「ZETA」が止まらぬ勢いを見せ、前半10-2と大幅なリードで折り返しを迎えます。後半では、セカンドバイを成功させた「DFM」が流れをつかみ、ラッシュによる素早い攻めで7ラウンドを連取。しかし、前半の差を取り戻すことはできず、「ZETA」が13-9で1マップ目を勝利しました。
2マップ目は、「DFM」がピックしたヘイヴン。前半、「ZETA」が攻めで一気に6ラウンドを連取するスタートを切ります。「DFM」はSeoldam選手のジェットによるアグレッシブな立ち回りが刺さる場面もありましたが、「ZETA」のリードは変わらず、9-3での折り返しを迎えました。後半は、「DFM」のラッシュでの攻めに「ZETA」が対応を見せ、13-5で「ZETA」が勝利。これによりマップカウント2-0で、「ZETA」が日本チーム対決を制しました。
■試合結果
ZETA [2-0] DFM
1マップ:13-9(アセント)
2マップ:13-5(ヘイヴン)
1マップ目は、「ZETA」crow選手による驚異的な1vs3クラッチからスタート
2マップ目では、「DFM」Seoldam選手がジェットでの見事な活躍を見せた
●【ZETA crow選手インタビュー】
感情の波を消してプレイに一貫性を持たせることを意識
試合直後、「ZETA」crow選手への単独インタビューを行いました。今回の試合はcrow選手にとって、日本チーム同士の対決でもあり、かつて「ZETA」のメンバーとして共に戦ったtakej選手、Reita選手との対戦でもありました。
元チームメイトとの対戦にのぞんだ気持ちや、今リーグに入ってからcrow選手があまり感情を見せないようにしている理由、「Masters Tokyo」出場権へのプレッシャーなどについて聞いています。
インタビューに応じてくれた「ZETA」crow選手
――まずは本日の「DFM」との試合を終えた感想を教えてください。
crow:今日の試合を終えて、チームとして週を追うごとにどんどん良くなっているなと感じています。
――今回は日本チーム同士の試合、かつ元チームメイトとの対戦でもありました。いつもと違った気持ちはありましたか?
crow:ほかのメンバーはどうだったかわからないですが、僕自身は元チームメイトと、国際大会の「VCT Pacific」で戦うことに、思うところがありました。なので、この1週間は「絶対に負けたくない」という気持ちで練習してきました。
――今リーグに入ってから、crow選手はあまり感情を出さないようにされていると思います。これにはどういった理由があるのでしょうか?
crow:試合中に、ラウンドを取って喜んだり、相手のビッグプレイでラウンドを落としてへこんだり、そういう感情の波を自分のなかで消そうと思ったんです。よりプレイに一貫性を持たせるためにやっています。
――それを試合中だけでなく、普段から意識されているんですね。
crow:そうですね。おもしろいことがたくさんあって、笑ってしまいそうになることもあるんですけど、耐えています。
――どんなきっかけから、それを意識しようと思ったのでしょうか?
crow:自分の大会でのプレイを見直していて、「何が良くなかったんだろう」と考えているうちに、感情の波が原因なんじゃないかと思ったのがきっかけです。
――実際に今、試合のパフォーマンスにつながっている実感はありますか?
crow:フィジカル面での変化はわからないですが、試合中の判断能力、特にコール能力や少人数戦での報告などは、前に比べるとかなり良くなっているように感じます。
――試合内外でのチームメイトからの反応はどうですか?
crow:チームメンバーはみんな、笑わせようとしてきますね。たまに笑っちゃうんですけど。でも、仲良くやってます。
――チームのなかで一番笑わせようとしてくるメンバーは誰ですか?
crow:一番笑わせようとしてくるのは、Depですね。
crow選手とDep選手
――今回「Masters Tokyo」への出場権がかかっていて、プレッシャーも今まで以上に大きいのではないかと感じますが、そうした面はいかがでしょうか?
crow:やはり“「Masters」が日本で開催されるからには……”というプレッシャーはすごくありますが、今はなるべく考えないようにしています。1週1週の試合を大切にやっていこう、という気持ちのほうが強いですね。
――長期リーグですが、スケジュールの面でこれまでの大会との体力的な負担の違いはありますか?
crow:日本にいたときよりも確実に、個人での練習量もチームでの練習量も増えています。起きている間はもうずっとゲームをしている感じですね。それに加えて、環境の違いや食生活の違いなどもあるので、口には出さないものの、結構みんな踏ん張ってやっています。
――「Global Esports」戦に続き、今回もcrow選手の90%を超えるKAST(※)が注目されていました。自身でもこうした数値を意識することはありますか?
※KASTは、キル・アシスト・生存・トレードキルをしたラウンドの割合を示すもので、ラウンド取得への貢献度を示す指標とされている。
crow:自分ではまったく気にしたことがなく、その数値がどれくらいだとすごいのかどうかもわからないです。昔からサポート寄りのプレイをしているので、ほかの人と比較して自分がどうだとか、あまり考えたことはないですね。プレイだけを見ていて、数値はあまり見ていません。
この日も90.9%と高いKASTを叩き出し、crow選手がMVPに選出された
――今日の勝利で3勝1敗となり、暫定順位も大きく浮上しました。現在の順位や勝利数について、どう感じていますか?
crow:初戦は「DRX」に負けてしまいましたが、「DRX」はアジアに限らず世界でトップのチームだと思っているので、吸収できることを吸収して、成長していこうと意識していました。そこからは、どんどん週ごとに良くなっていると感じます。もちろんプレイオフに進みたいですし、何位で抜けるかも重要なので、1勝1勝を大切にしていきたいです。
――それでは最後に、リーグプレイ後半戦に向けた意気込みをお願いします。
crow:ここまで3勝1敗ですが、本当にもう1敗もしたくない気持ちで挑んでいるので、また1週間練習して次の試合も勝ちます。応援よろしくお願いします。
●【ZETA Laz選手インタビュー】
2位通過でプレイオフ進出を目指す
続いて、試合直後の「ZETA」Laz選手への単独インタビューです。「ZETA」は今リーグに向けて、IGL(インゲームリーダー)やロールの変更を行っており、その判断が結果にどうつながるかが注目されていました。
IGLを務めているLaz選手自身のパフォーマンスへの手応えや、リーグプレイ前半戦の振り返り、そしてリーグプレイ後半戦に向けて、何位でのプレイオフ進出を目指しているかなどについて聞いています。
インタビューに応じてくれた「ZETA」Laz選手
――まずは、今日の「DFM」との試合を終えた感想を教えてください。
Laz:今日はすごく良い形で試合ができたと思います。先週よりも先々週よりも、チームとしてどんどん強くなっているし、個人的なパフォーマンスもちゃんと良くなっていて、ひと安心しています。
――日本チーム同士での試合でしたが、いつもと違った気持ちなどはありましたか?
Laz:やはり日本チームが相手だと、みんな個人的な感情が出ているように感じますね。普段の試合よりもさらに強く、勝ちたいという感覚があるように思います。僕自身も、ちょっと普段と違う感覚はありました。
――元チームメイトとの対戦という点でも、何か意識することはありましたか?
Laz:お互いにプレイスタイルをよく知っていますし、特にReitaは相手として戦いたくないタイプの選手です。でも、チームが週ごとに成長していることを実感できていて、この調子なら絶対に勝てるだろうと思っていました。
試合を終え、グータッチを交わす「ZETA」と「DFM」
――今日の試合では、Laz選手自身のパフォーマンスの高まりをより感じられました。IGLをしながらプレイすることに対する感触はいかがでしょうか?
Laz:IGLをしながらいつ戦うか、個人技にいつ集中すべきかという、切り替えのタイミングがわかってきました。あとは、作戦のことばかり考えすぎないとか。今回いい形で結果が出せたので、個人的にも良かったなと感じています。
ただ、全体の動きを考えていたら正面の撃ち合いが始まってしまったり、相手の動きへの対応を考えていたら取り残されてしまったり、そういうことも今日の試合では起きていたので、まだ修正するところはたくさんあるなと思います。
――リーグプレイの前半戦、Week2〜3では逆転勝利という展開も相まって、「VCT 2022 Masters Reykjavík」(※)のときを彷彿とさせる勢いがあったように感じます。皆さんの感覚としてはいかがでしたか?
※2022年4月にアイスランド・レイキャビクで行われた国際大会。この大会で「ZETA」は世界3位という結果を残した。
Laz:Week2の「ここで負けると本当にきつい」という状況から、Depが前ブリンクして倒してラウンドを取り、マップを獲得する展開は、やっぱりレイキャビクの「Fnatic」戦を思い出すところがありました。
ただ、レイキャビクはもう1年前の話。逆にそれ以外には、あまり結果を出せていません。そう考えると、自分たちにとっては過去の栄光みたいなものなので、あまり考えないようにしています。
――Week2〜3は、1マップ目を落としたところから追い上げる展開でした。スロースターターな印象もありましたが、どういった理由がありそうですか?
Laz:結構スロースターターなところは感じています。特に誰がというわけではなく、全員ですね。いつも「寒い寒い」と言いながら手が冷たい状態で試合を始めることが多いので、どうにか改善したいです。
今日の試合は、序盤から勢いに乗れて、攻めも上手くできていました。守りでは、相手が用意していたものが強かったこともあるんですけど、それにもっと早く対応できたら良かったなと思います。ここは1マップ目だった影響も多少はあったかな、くらいですかね。
――ここまで3勝1敗と、「DRX」との初戦を落とした以降は勝利を続けています。チームのなかでも、手応えや自信を感じている雰囲気はありますか?
Laz:そうですね。どんどん成長していて、相手にスーパープレイを出されても、ちゃんと勝てる感覚があって、すごく強いチームになったと思います。
初戦は、日本から韓国に拠点を移すときのゴタゴタもあって、あまり十分な練習ができていない状態でもありました。ただ、初戦でこのリーグの最強格である「DRX」と戦えたのは、一発目の経験値としてすごくありがたいものだったし、恵まれていると思います。
XQQコーチ、Laz選手、TENNN選手、SugarZ3ro選手、crow選手、Dep選手
――リーグプレイの後半戦には、5試合が残っています。特に難しい戦いになるだろうと考えているチームはいますか?
Laz:「Gen.G Esports」はすごく強いし、「Paper Rex」も言わずもがな、すごく爆発力のあるチームです。もともと今リーグは、「DRX」と「Paper Rex」の2強だと思っていたので、かなり強いチームが残っていると感じます。ただ、自分たちもすごく強くなっていて、全然戦えるし勝てると思っているので、楽しみにしています。
――プレイオフへの通過順位として、目標としている具体的なラインがあれば教えてください。
Laz:目標は、今見えるところで一番高い2位通過ですね。ここから残っている試合を全勝して、2位で抜けてプレイオフに行きたいと思っています。今チーム全体がどんどん強くなっている実感があるので、このまま練習を重ねて強くなっていけば、目指せる位置だと感じています。
――今リーグでは、日本のファンが多く現地に駆けつけています。現地で感じる応援の印象はいかがですか?
Laz:たくさんのファンの方がわざわざ現地まで来てくださっていて、本当にありがたいです。ぜひ楽しんでいってほしいです。
ただ、僕はかなり目が悪くて、両目の視力が0.1くらいなんですけど、試合中はコンタクトも眼鏡もつけていないので、実はステージ上から客席が見えていなくて(笑)。でも、試合前にステージでデバイスをセットしているときは、眼鏡をかけているので、そのときに客席を見ています。応援してもらえていることを感じて、とても力になっています。
――それでは最後に、リーグプレイの後半戦に向けた意気込みをお願いします。
Laz:本当に週ごとにチームが強くなっていて、僕自身もやっていて楽しいし、すごく良いチームだと自信を持っています。これからもどんどん成長して、全部の試合を勝ち切りたいと思っています。皆さん、いつも応援ありがとうございます。毎週の試合を楽しんでもらえたら幸いです。
●【DFM takej選手インタビュー】
最後まで諦めない心で戦う
最後は、試合直後の「DFM」takej選手への単独インタビューです。「DFM」はここまで、強豪チームを相手にあと一歩のところで勝利を逃す展開が続き、0勝と苦しい状況に追い込まれています。
「DFM」にとって重要な局面である今日の試合にのぞんだ気持ちや、チームの雰囲気づくりのためにtakej選手が意識していること、そしてリーグプレイ後半戦に向けた意気込みなどを聞きました。
インタビューに応じてくれた「DFM」takej選手
――まずは、今日の「ZETA」との試合を終えての感想を教えてください。
takej:ファーストマップに関しては、勝ち切れたんだろうなという気持ちが残りつつ、「ZETA」のプレイが上手かった印象ですね。セカンドマップは、練習でやってきたことが刺さらなかったのもあるんですけど、「ZETA」のアドリブがすごく上手かったです。
――「ZETA」のプレイのどんなところが、特に上手かったと感じますか?
takej:中盤や終盤あたりで、自分たちが「ZETA」のフェイクに引っかかってしまいました。それも普段の練習であれば、引っかからないようなものなんですが、大会ならでは緊張や焦りが出てしまったのかなと思います。そういった「ZETA」の揺さぶりが上手かったです。
――今日の試合は「DFM」にとって絶対に勝ちが欲しい局面でもあり、かつ日本チーム同士の対決でした。いつもと違った気持ちはありましたか?
takej:この試合で負けたらいよいよ厳しいという意味で、絶対に勝たなければいけないと思っていました。でも、相手が日本チームだからといって、特別に勝ちたいという気持ちはなかったです。すべての試合で勝ちたいので、同じ気持ちで挑んでいました。
――お互いをよく知る元チームメイトがいることで、相手の癖から動きを予測する“人読み”をするような場面はありましたか?
takej:自分が元チームメイトと、1対1で戦う場面があまりなかったですね。時間をかけて1対1をするような、人読みができそうなシーンが今回はなかったです。
――今回の試合では、Seoldam選手が今リーグ初出場となりました。xnfri選手と代わって出場する判断について、チームではどういった話し合いがありましたか?
takej:オーメンなどのコントローラーは、今のアセントやヘイヴンのメタを考えると、より攻撃的に戦える自分のプレイスタイルの方が合っていたんですよね(※)。そこをコーチが判断してのチェンジだったと思います。
※今リーグで「DFM」は、主にtakej選手とxnfri選手による2コントローラーを採用していたが、今回の試合ではコントローラーをtakej選手のみとする構成に変更している。コントローラーとは、スモークを扱うロールのこと。
今リーグ初出場となったSeoldam選手
――「DFM」は試合中の雰囲気がとても良く、特にtakej選手がムードメーカーの役割を果たしているように感じます。何か意識されていることはありますか?
takej:ムードメーカーとしての意識はあまりしていないですが、試合中に味方の士気を下げるような発言はしないようにしています。誰かがミスをしたとして、もしそのミスを追及されたら、頭が真っ白になったり、プレイに集中できなくなったりしてしまうと思うので。
試合中の雰囲気はすごく大事だと思っていて、少し前に「Crazy Raccoon」のRionさんと一緒にゲームをしたときに、彼の雰囲気づくりがすごく好きだったので、それを真似しています。
もしチームが落ち込んでいる雰囲気だったら、とにかく盛り上げなきゃと思いますね。自分が「ZETA」にいたころ、最後の決勝でみんなが疲弊しているなか、自分がテンションを最大まで上げて、気合で乗り切ったこともありました。そうやってチームメンバーの士気を上げることは、無意識にやっています。
――日本のファンも多く現地に応援に駆けつけていると思います。今日は「DFM」の3回目のサイン会があるそうですが、現地での応援の印象はいかがですか?
takej:すごくうれしいですね。もちろん自分たちのファンも来てくれていると思うんですけど、今日は「ZETA」のファンが来て、ついでに「DFM」のサイン会も寄っていくか、みたいな雰囲気かもしれないので、そういう場合は変な対応をするかもしれません(笑)。
――それでは最後に、リーグプレイ後半戦に向けた意気込みをお願いします。
takej:自分たちの修正すべき点は、もうあと一歩のところまできているので、最後まで取り切る力をつけて、最後まで諦めない心で戦っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。
円陣を組む「DFM」のメンバーとコーチ
●【今後のスケジュール】
負けられない戦いが続く、リーグプレイ後半戦へ突入
Week4終了時点で、リーグプレイのランキングは、3勝1敗で「ZETA」が暫定3位、0勝4敗で「DFM」が9位となっています。「VCT Pacific」では、リーグプレイの上位6チームがプレイオフに進出。プレイオフを勝ち抜き、トップ3に入ったチームが「Masters Tokyo」への出場権を手にします。
プレイオフでは、上位6チームがリーグプレイでの順位に応じたスタート位置から、ダブルエリミネーショントーナメントを戦います。これによりリーグプレイの上位2チームには、プレイオフ第2回戦からのスタートとなるシード権が与えられます。
リーグプレイは、残すところ5試合。他チームの成績にも左右されますが、5〜6勝がプレイオフ進出のボーダーラインになることが予想されます。加えて、同順位に並んだ場合には、直接対決の結果が反映されるため、順位が近いチームに勝利しておくことも重要となるでしょう。
日本2チームにとって負けられない試合が続きます。リーグプレイ後半戦も引き続き、日本2チームの活躍を応援しましょう!
・Week5
4月23日:「DFM」vs「Team Secret」
4月24日:「ZETA」vs「Talon Esports」
・Week6
4月29日:「DFM」vs「T1」
4月29日:「ZETA」vs「Team Secret」
・Week7
5月6日:「ZETA」vs「Paper Rex」
5月8日:「DFM」vs「DRX」
・Week8(スーパーウィーク)
5月12日:「ZETA」vs「T1」
5月13日:「DFM」vs「Global Esports」
5月14日:「ZETA」vs「Gen.G Esports」
5月16日:「DFM」vs「Talon Esports」
Week4終了時点での暫定ランキング
リーグプレイ期間の対戦スケジュール
リーグプレイの順位に応じて配置されるプレイオフのトーナメント表