農業の新しい担い手を支援しようとJAおやまが設立した「新規就農塾」の初めての受け入れ「開校式」が4日、開かれました。市内に住む女性がイチゴ農家を目指します。

 JAおやまの「新規就農塾」塾生第1号は、市内に住む板橋恵実さん(47)です。板橋さんは千葉県内のバス会社に勤務していましたが、地元に戻りイチゴの栽培にチャレンジすることを決めました。

 イチゴ農家で幼稚園からの知り合い、同級生の橋本雅佳さんとの再会も決め手となり今後1年間、週3回は農業大学校で、2回は橋本さんの栽培現場で研修を受けます。

 JAおやま管内では現在98人がイチゴを作っていますが、高齢化が進み後継者問題が大きくなっていく中で40代の若い世代のチャレンジには大きな期待が寄せられています。

 「たくさんの人を雇用できる農業法人を作り、観光農園で小山を魅力あるまちにしたい」と夢を語る板橋さん。新年度、ひとりの女性が新しい道を歩み始めました。