次世代型路面電車・LRTの8月開業に向けて、運転士が車両や線路に慣れるための習熟運転が3日から始まりました。

 習熟運転は、運転士が運転に慣れるとともに、線路の状態やスピードを上げたり落としたりするときの目安になる位置などを学ぶために、本線を使って通常運転に近いスピードで訓練をするものです。

 これまで車両基地内の試運転線で訓練を積んできた、およそ50人の運転士は、平石停留所からグリーンスタジアム前停留所までの5.9キロ区間の本線で、トレーナー運転士の指導を受けながら実際と同じように運転して、本番に備えた訓練をします。

 初日の3日は、午前9時過ぎから2台の車両で、片道およそ40分をかけて、8往復しました。習熟訓練では軌道と車道の間にバリケードを設置したり、交差点に誘導員を配置したりするなど、安全対策を講じて運行しています。この区間の訓練は4月末まで行われ、徐々に全線に拡大していく予定です。