栃木県内を中心に「ご当地創作落語漫談師」として活動している、田螺踊理さんは4年前から、県内を巡り桜の名所を紹介するホームページの製作に取り組んでいます。3月29日の撮影で800カ所を超えました。

 上三川町の明治南コミュニティセンターの桜は、満開になっています。漫談師の田螺踊理さん、本名田中政男さんは、宇都宮市の小学校で校長など教職として36年間務めた後、県内各地の生涯学習講座などで創作落語を披露しています。

 桜を題材にした漫談も作って各地を巡っていましたが、名所だけでなく、地元の人の自慢の桜などを広く紹介したいと考え、4年前の2019年から桜のホームページ制作を始めました。去年までに751カ所の桜をホームページに掲載していて、目標は「花見」にかけて873カ所と言います。29日の明治南コミュニティセンターが801カ所目となり、今年中に目標を達成する予定です。

 撮影の取材は、多い時で一日に30カ所以上を巡ることもありますが、花がまだつぼみだったりと半分近くは空振りになるなど苦労することも多いそうです。それでも多くの人に、地域で愛される隠れたサクラの名所を紹介したいと、これからも取材を続け「栃木の桜」を多くの人に届けたいと願っています。