日光市にある県立日光自然博物館が、展示室の改修を終え31日、リニューアルオープンします。

 県立日光自然博物館は、作年12月から休館して2階の展示室を改修しました。新しくなった展示室は、奥日光の豊かな自然をAR・拡張現実などのデジタル技術を使って紹介する自然系展示室と、日光開山の祖である勝道上人らにスポットを当てた信仰や歴史を紹介する人文系展示室の2つです。

 自然系展示室は7つのコーナーがあり「奥日光美しき水の旅」エリアでは、湯ノ湖から中禅寺湖を経て華厳の滝までの水の流れが壁から床一面にかけて美しい映像が投影され、風に吹かれたり水の中に足が入るような疑似体験ができます。

 ほかにも、男体山の上空を飛び360度カメラで眺望できるコーナーのほか、動物のはく製などが展示されたジオラマに、備え付けのタブレットを向けると名前や特徴などを解説した動画などが見られるコーナーなど、楽しみながら学習できるようになっています。

 人文系展示室ではイギリスの外交官アーネスト・サトウが登場する国際避暑地としての奥日光の歴史を紹介した映像がシアターで楽しめます。