関東サッカーリーグ1部の栃木シティは30日、4月1日の開幕戦に向けてチーム練習を行い連携を確認しました。悲願のJFL昇格を合言葉に新たなシーズンを迎えます。

 チームの本拠地、栃木市岩舟町静のスタジアムで行われた全体練習には選手27人全員が参加しました。2017年に前身の栃木ウーヴァFCがJFLから関東サッカーリーグ1部に降格して以降、「昇格」を合言葉にしてきたチームは今シーズン、Jリーグでの経験が豊富なフォワードの田中パウロ淳一選手やJ2の栃木SCにも所属していたブラジル人ミッドフィルダーのヘニキ選手を獲得するなど半数が新戦力に入れ替わりました。

 今矢直城監督が2年目の指揮を取り、昨シーズン、リーグ優勝し一定の成果をあげたハイプレスからの攻撃的サッカーの浸透を図ります。一方で、JFL昇格をかけた全国地域サッカーチャンピオンズリーグでは、その壁に跳ね返され続けているだけに、苦い経験を知る選手たちは、今年こそはという強い使命感をもって底上げをしてきました。

 選手たちは4月1日に、東京国際大学をホームに迎える開幕戦に向けておよそ1時間半、連携の確認などに汗を流しました。