春の選抜高校野球の準々決勝4試合が29日、阪神甲子園球場で行われ、作新学院は50年ぶりのベスト4進出をかけて山梨県の山梨学院と対戦しました。

 作新の先発のマウンドは、3試合連続でエースの左腕・川又。2回裏に1点を失い、さらに3回、コントロールに苦しむと相手にビッグイニングを作られこの回だけで、7点を奪われます。

 ここまで、大量得点で勝ち上がってきた作新は4回、1番高森の内野安打などで初めて得点圏にランナーを進めると4番の齋藤。センターへのタイムリーヒットでまずは1点を返します。

 作新はその後も2点を追加され10対2と相手の8点リードで迎えた6回。今大会打撃が好調な高森。打った瞬間、それと分かるソロホームランで1点を返します。

 さらに高森は、8回にもタイムリーヒットを放ち打線を引っ張ります。しかし、作新学院の反撃はここまで。今大会初めての2桁得点を許し、3対12で敗れて、ベスト4進出はなりませんでした。