宇都宮市にある栃木県子ども総合科学館では、音や映像について学ぶ企画展が開かれています。

栃木県子ども総合科学館が春休みに合わせて開いている「記録と再生の科学」です。会場には、音や映像を記録する道具が展示されていて実物を使って、その仕組みを学ぶことができます。

デジタル全盛の現代、音楽は、インターネット配信が多くなりましたが、かつては、樹脂製の円盤に音の振動を記録するレコードなどアナログ機器が広く使われていました。その後のテープ、小型の音楽プレイヤーと進化が見て取れます。

画像・映像の記録の歴史を学ぶコーナーでは、1877年頃に映写機が開発される過程で登場した「ゾートロープ」が紹介されており、内側の静止画を回転させ、側面の隙間からのぞき込むと絵が動いているように見えます。また、最も単純な原理のカメラと言われる「ピンホールカメラ」は、被写体が発する光が小さな穴を通ることで対象物が上下反対に写し出される仕組みです。

訪れた親子は、昔と現代を比べながらその歴史について理解を深めていました。