2017年3月、那須町で登山講習中の大田原高校の生徒と教諭合わせて8人が亡くなった雪崩事故から、27日で6年を迎えます。事故現場近くに24日、献花台が臨時に設置され哀悼の祈りが捧げられました。

 この事故は2017年3月、那須町で登山講習中だった大田原高校山岳部の男子生徒7人と、顧問の男性教諭1人の合わせて8人が雪崩に巻き込まれ、死亡したものです。

 献花台が設けられたのは、事故現場の斜面が一望できる展望台で、県高校体育連盟登山専門部と大田原高校が設置しました。

 事故発生から間もなく6年。この日の献花台付近に積雪はなく、関係者が供えたと思われる花束が、強風に飛ばされないようにゴムで止められ揺れていました。

 献花台から見上げた事故現場付近の山の斜面にも、雪は少なく茶色い山肌や緑の木々が姿を見せ、事故当時の雪一色の景色と違った姿を見せていました。

 献花台は今月28日まで設置されています。

 事故を巡っては民事裁判が今月結審し6月28日に判決が言い渡される予定の一方で、刑事裁判は公判が続いています。

 また、26日には遺族・被害者の会と県教育委員会、県高体連による追悼式が、大田原高校に設置された慰霊碑の前で行われる予定です。