栃木市の中心部を流れる巴波川で、川幅いっぱいの1千匹を超えるこいのぼりが、春風に吹かれて「小江戸」と呼ばれる歴史ある街を彩っています。

 巴波川を飾るこいのぼりは、遊覧船を運航するNPO法人・蔵の街遊覧船が2012年から毎年開いている「うずまの鯉のぼり」で、蔵の街の春の風物詩として親しまれています。

 常盤橋付近から巴波川橋付近までのおよそ600メートルの区間に「いいこい」のごろ合わせで、1151匹のこいのぼりが飾られています。色とりどりのこいのぼりは、傷んでしまったものもありましたがクラウドファンディングで寄せられた支援金で、去年新しくしました。

 川沿いの遊歩道のほか川を行き来する遊覧船からも鯉のぼりを楽しめます。遊覧船に乗って川面近くで空を泳ぐこいのぼりを見上げる観光客や、低い位置で目の前で泳ぐこいのぼりを楽しむ子どもたちの姿も見られました。

 「うずまの鯉のぼり」は5月14日まで行われます。