宇都宮市で3月20日に平年より10日早くソメイヨシノが開花しました。新型コロナウイルスの感染も落ち着きをみせ、お花見に出かける人も多いのではないでしょうか。

 民間の気象予報会社ウェザーニューズによりますと、23日の雨で桜が散る心配はなさそうです。

 23日午前の宇都宮市の桜の名所、八幡山公園です。暖かい日が続き、開花が進んでいる木もあります。八幡山公園によりますと、例年、4月中旬まで見ごろが続きますが、今年は開花が早かったため4月上旬までではないかということです。30日から4月9日までが「お花見期間」で、4年ぶりにコロナ禍前とほぼ同じ数の約60の屋台が軒を連ねます。八幡山公園では新型コロナの感染拡大防止の観点から宴会は認めておらず、屋台やぼんぼりの点灯もコロナ禍前より1時間短縮し午後8時までとなります。

 一方、現在5分咲きの真岡市では、市内全体で行われる一万本桜まつりは中止となりますが、市内各地で「桜祭り」が開かれます。壬生町を流れる黒川両岸に約250本の桜が咲く東雲公園も現在5分咲き程度で、25日から4月2日まで花まつりが行われ、期間中の土曜日と日曜日には4年ぶりにキッチンカーや屋台が並びます。

 また、日光市内の名所ではまだ咲いていません。例年、鬼怒川温泉では4月上旬から中旬が見ごろに、奥日光では4月下旬から5月上旬が見ごろになっています。日光市の鬼怒川温泉駅前では鬼怒川温泉さくらまつりの名称を変え、鬼怒川温泉春まつりスプリングフェスティバルが4年ぶりに開かれます。4月7日から9日までの3日間です。日光の地酒の販売が行われるほか、ステージイベントやパレードが行われる予定です。今年は咲き始めが早かったため、観光協会ではテレビやインターネットの情報を確認しながら観光に訪れてほしいとしています。