さくら市の資料館では、桜や花をテーマとした絵画の展覧会が開かれています。

 さくら市ミュージアム荒井寛方記念館には、桜をはじめとする花々の絵画がずらりと並びます。この企画展は、記念館の開館30周年を記念して開かれているものです。

 前期と後期で内容がかわり、前期は「花のある風景」をテーマにさくら市出身の日本画家窪井裕美さんの作品や宇都宮市出身の薄久保友司さんの作品など施設が収蔵する25点が展示されています。

 茨城県出身の日本画家那波多目功一さんが描いた作品は、記念館の裏庭で日光連山の風景や桜を別々にスケッチしそれらを再構成して仕上げました。

 一方、足利市出身で文星芸術大学の特任教授を務める荒井孝さんの作品は、推定の樹齢が250年とされる市の天然記念物のヤマザクラをあえて花が咲いてない時期にスケッチし、その翌年に花を描き加えることで生命感を表現したということです。

 この企画展は前期が4月9日までで、後期が4月15日から始まります。