平和を願って子どもたちが大きなキャンバスに絵を描く催しが19日から日光市で始まりました。この催しは、まちの活性化に取り組む日光や今市地区のボランティアなどが2016年から開いていて今回が6回目です。

 スペインの有名な画家、パブロ・ピカソが戦争への抗議の思いを込めて描いた作品「ゲルニカ」と同じ大きさの、縦3.5メートル、横7.8メートルのキャンバスに子どもたちが19日から2日間かけて平和をテーマにした絵を描きます。

 19日は、地元の小学生やその保護者などおよそ80人が日光市内の道の駅に集まり絵の具をつかってキャンバスを色鮮やかに染めていきました。

 また会場では、現在ロシアの侵攻を受け多くの犠牲者が出ているウクライナで2017年に描かれた作品も展示しています。描いたのはチェルノブイリ原発事故の廃炉作業員らが住むまちで育った子どもたちです。花が咲き乱れみんなが仲良く幸せに暮らす希望を表現しています。

 絵の制作は20日も行われ、完成した作品は21日、道の駅日光日光街道ニコニコ本陣に展示されます。