栃木県は20日、4月1日付の人事異動を発表しました。部長や課長クラスの女性職員は、今年度(令和4年度)と同じ58人になっています。

 今回の異動は全体で2414人で、過去10年で2番目の規模となりました。女性職員の積極的な登用で、初めて部局長ポストに3人が配置されます。部長と課長クラスの女性の総数は今年度と同じですが、過去最多となる58人になります。

 主な幹部クラスの人事では、県の重点戦略や今年(2023年)6月に日光市で開かれる主要7カ国・G7の関係閣僚会合を契機とした魅力発信など、県政の総合的な調整を担う総合政策部長に笹川正憲次長が昇任し、財政健全化や組織のマネジメントを担う経営管理部長には、この分野で経験が豊富な仲山信之保健福祉部長が就きます。

 一方、大規模災害時に庁内を統制するため新設された危機管理防災局の局長には、渡辺順一環境森林部次長が就くほか、産業労働観光部長には、女性として初めて石井陽子次長が就任します。

 いちご一会とちぎ国体と全国障害者スポーツ大会のレガシーを継承するため組織が改められた生活文化スポーツ部の部長は、野原恵美子県民生活部長が続投します。