【海外発!Breaking News】散歩中に消えた愛犬 タクシーに乗車し空港まで往復160キロの大冒険(英)
今月13日早朝に散歩中だった愛犬が、突然姿を消してしまったというニュースがイギリスより届いた。飼い主が約3時間もかけて必死に捜索している間、なんと愛犬は近くにあったタクシーに飛び乗り、遠く離れた空港まで往復160キロ以上の大移動をしていたことが判明した。英国の公共放送『BBC』などが伝えた。
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英ウェールズ北部レクサム在住のジョージア・クルーさん(Georgia Crewe、28)は今月13日午前5時、愛犬のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルとトイプードルのミックス犬である“ラルフ(Ralph、3)”と一緒に、人気の散歩スポットである「グレスフォード採石場」の木々に囲まれた道を歩いていた。普段から朝早くに起きて散歩に行くそうで、いつもと変わらないコースを散歩をしていたジョージアさんがふと後ろを振り返ると、ラルフの姿が見当たらないことに気がついた。
歩いていた場所は4つの分かれ道があり、いつもと同じ道を歩いていたがラルフは道に迷ってしまったようだった。普段なら呼べばすぐにジョージアさんのもとに駆け寄ってくるラルフが名前を呼んでも一向に姿を見せなかったため、「自分で家に帰ろうとしたラルフがどこかの道路を渡って車に轢かれてしまったのでは」とジョージアさんは最悪の事態を考えてしまった。友人らと共に血相を変えて約3時間も森の中を捜し回ったがラルフが見つかる気配は無く、一度自宅に戻ったジョージアさんはFacebookにラルフの写真を載せて、行方不明の愛犬の情報を投稿した。
ラルフが行方不明になってから約4時間が経過し、「もうラルフには会えないかもしれない」と悲しみに暮れていたジョージアさんのもとに、ベッキー(Becky)と名乗る女性から電話がかかってきた。ベッキーさんによると、ラルフはベッキーさんの友人が運転するタクシーに乗り、マンチェスター空港まで往復160キロ以上の旅をしていたというのだ。
話を整理すると、ラルフは森で迷子になり自分で家の方角に向かっていたが、その途中で乗客を乗せるためにドアが開いていた停車中のタクシーに飛び乗ってしまったという。タクシー運転手は出発する前にラルフの存在に気が付き、首輪を確認したが住所や飼い主の情報が無かったためその場で対応することができなかった。早朝でまだ寒かったこともありラルフをその場に置いていくこともできず、乗客を搭乗時間に間に合うように空港に送らなければならなかった運転手は、ラルフを乗せたままマンチェスター空港へ向かうことにしたのだ。
無事に乗客を送り届けた運転手は、ひとまずウェールズ北東部フリントシャー州モールドにある自宅へ戻りラルフの飼い主を捜し始めた。そして友人である運転手から話を聞いたベッキーさんが迷子犬の投稿をFacebookで見て、ジョージアさんに電話をかけたことで、この犬がジョージアさんの捜していたラルフであることが判明した。ベッキーさんからタクシー運転手の自宅住所を聞いたジョージアさんは車を走らせ、午前10時に無事にラルフと再会することができた。
ジョージアさんは「ラルフはとても賢い子なので、こんなことをするとは想像もしていませんでした。自らタクシーに飛び乗ったと聞いて驚きましたが、ラルフは人が大好きで人見知りをしないので、人を見つけて思わず飛び乗ったのでしょうね」と語っている。その後ジョージアさんはラルフの首輪にしっかりと必要な情報を載せ、位置情報の追跡システムを搭載したデバイスも装着したそうだ。
ちなみに2021年1月には3週間コンテナ内に閉じ込められウクライナからイスラエルまで2500キロを移動した猫が、積み荷のキャンディを食べて生き延びたというケースが話題を呼んでいた。
画像は『BBC 2023年2月13日付「Wrexham: Missing dog takes 100-mile round-trip in taxi」(GEORGIA CREWE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)
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英ウェールズ北部レクサム在住のジョージア・クルーさん(Georgia Crewe、28)は今月13日午前5時、愛犬のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルとトイプードルのミックス犬である“ラルフ(Ralph、3)”と一緒に、人気の散歩スポットである「グレスフォード採石場」の木々に囲まれた道を歩いていた。普段から朝早くに起きて散歩に行くそうで、いつもと変わらないコースを散歩をしていたジョージアさんがふと後ろを振り返ると、ラルフの姿が見当たらないことに気がついた。
ラルフが行方不明になってから約4時間が経過し、「もうラルフには会えないかもしれない」と悲しみに暮れていたジョージアさんのもとに、ベッキー(Becky)と名乗る女性から電話がかかってきた。ベッキーさんによると、ラルフはベッキーさんの友人が運転するタクシーに乗り、マンチェスター空港まで往復160キロ以上の旅をしていたというのだ。
話を整理すると、ラルフは森で迷子になり自分で家の方角に向かっていたが、その途中で乗客を乗せるためにドアが開いていた停車中のタクシーに飛び乗ってしまったという。タクシー運転手は出発する前にラルフの存在に気が付き、首輪を確認したが住所や飼い主の情報が無かったためその場で対応することができなかった。早朝でまだ寒かったこともありラルフをその場に置いていくこともできず、乗客を搭乗時間に間に合うように空港に送らなければならなかった運転手は、ラルフを乗せたままマンチェスター空港へ向かうことにしたのだ。
無事に乗客を送り届けた運転手は、ひとまずウェールズ北東部フリントシャー州モールドにある自宅へ戻りラルフの飼い主を捜し始めた。そして友人である運転手から話を聞いたベッキーさんが迷子犬の投稿をFacebookで見て、ジョージアさんに電話をかけたことで、この犬がジョージアさんの捜していたラルフであることが判明した。ベッキーさんからタクシー運転手の自宅住所を聞いたジョージアさんは車を走らせ、午前10時に無事にラルフと再会することができた。
ジョージアさんは「ラルフはとても賢い子なので、こんなことをするとは想像もしていませんでした。自らタクシーに飛び乗ったと聞いて驚きましたが、ラルフは人が大好きで人見知りをしないので、人を見つけて思わず飛び乗ったのでしょうね」と語っている。その後ジョージアさんはラルフの首輪にしっかりと必要な情報を載せ、位置情報の追跡システムを搭載したデバイスも装着したそうだ。
ちなみに2021年1月には3週間コンテナ内に閉じ込められウクライナからイスラエルまで2500キロを移動した猫が、積み荷のキャンディを食べて生き延びたというケースが話題を呼んでいた。
画像は『BBC 2023年2月13日付「Wrexham: Missing dog takes 100-mile round-trip in taxi」(GEORGIA CREWE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)