まだいたんですね「クラシック・ジャンボ」!

1987年デビュー

 2023年1月末にシリーズ最終号機が顧客へ引き渡される予定の、「ジャンボジェット」ことボーイング747。半世紀以上製造が継続され、計1574機が生産されました。そのようななか、航空機追跡サイトの「フライトレーダー24」が、「現在運用されているもっとも古い747」として、とある1機を紹介しています。


ジオ・スカイの747-200F「4L-GEO」(画像:GEO SKY)。

 同サイトが紹介したのは、ジョージアの貨物航空会社、ジオ・スカイ(GEO SKY)が運用しているボーイング747-200貨物機、「4L-GEO」。同機は1987年にイギリスのブリティッシュ・エアウェイズへ納入され、いくつの航空会社を渡り歩いたのち、現在はジオ・スカイで運用されています。その機齢は36年にも上りますが、現在もトビリシ空港を拠点とし、国際線で貨物便として日常的に使用されています。

 747-200は「クラシック・ジャンボ」と呼ばれる747シリーズの初期タイプのひとつで、2人のパイロットに加え、航空機関士が乗り込む3人乗務のコクピットをもちます。外観は、短い2階席(アッパーデッキ)、主翼先端に後方へ伸びるアンテナが設置されているのが特徴です。ただし経年化もあり、現在運用されている同モデルはごくわずかとなっています。なお、ジオ・スカイではこのほか、もう1機747-200を保有しています。