世界中で話題のXG、LEXやカネコアヤノ、マネスキンのニューアルバムなど、今週注目の新作11曲を『New Music Wednesday』で紹介
話題の新曲を最速で知れる、Spotifyの人気プレイリスト『New Music Wednesday』を、ナビゲーターの竹内琢也が深掘りするポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』。SPICEでは、同番組で紹介されている、プレイリストだけでは知ることのできないエピソードや、Spotifyのエディター(プレイリストを構成している人たち)のこだわりをピックアップして掲載。今週は勢いが止まらないXGが初カバー! LEXやカネコアヤノのニューアルバム、佐藤千亜妃が宇多田ヒカルの「Automatic」をサンプリングした楽曲や水曜日のカンパネラの新曲もリリースに。また、yonawoと『RADAR: Early Noise 2023』にも選出されたSkaaiのコラボ、indigo la Endや大橋トリオの新曲も! 海外からはエド・シーラン、マネスキン待望のニューアルバムなど今週注目の新作11曲を紹介! また紹介アーティストが出演するライブやフェス情報も掲載しているので要チェック。番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを!
XG「Shooting Star」
今週の『New Music Wednesday』のカバーを飾ったのはXG、新曲「Shooting Star」がリリースになりました。XGはJURIN、CHISA、HARVEY、HINATA、JURIA、MAYA、COCONAからなる7人組のHIPHOP/R&Bガールズグループで、2022年3月18日(金)にデビュー。2022年6月にリリースされた前作「MASCARA」は21ヶ国・地域のSpotifyバイラルチャート「Viral50」にランクインするなど日本のみならず海外でもよく聴かれています。
ちなみにYouTubeでは2022年の1月1日から12月7日に公開された女性アイドルグループの動画再生ランキングで2位、3位、7位、8位、10位を獲得しており、注目度の高さが伺えます。XGの公式SNSでは昨年末から、新曲のリリースをほのめかす投稿が続き、元日には「Wish Delivery APP」なるオフィシャルアプリを思わせる3Dモーションを投稿。ファンの期待が高まる中と1月はじめに新曲のリリースが発表されていました。デビュータイミングで『New Music Friday Japan』のカバーを飾っていましたが『New Music Wednesday』のカバーを飾るのは今回が初めてです。リリース日の1月25日(水)には『XG SHOOTING STAR LIVE STAGE』と題したライブパフォーマンスもYouTubeで配信されていました。
LEX「金パンパンのジーンズ(feat. Young Coco, JP THE WAVY)」
LEXのニューアルバム『King Of Everything』がリリースになりました。LEXにとって2021年の『LOGIC』以来となる5作目のアルバムで、先行曲の「大金持ちのあなたと貧乏な私」など17曲が収録されています。客演にはJP THE WAVYやYoung Coco、Young Dalu、Leon Fanourakis、Only U、ShowyVICTORといった国内のアーティストのほか、UKのBEXEY(2021年にコラボEP「LEXBEX」をリリース)や、XXXTentacionとの共演で知られるMatt Ox、Kid TrunksなどUSのラッパーたちも参加、ミックス・マスタリングはプロデューサーのKMが担当しています。『New Music Wednesday』にはJP THE WAVYとYoung Coco(ヤング・ココ)をフィーチャーした「金パンパンのジーンズ」がリストインしました。Spotifyではヒップホッププレイリスト『+81 Connect』のカバーも飾っています。
カネコアヤノ「タオルケットは穏やかな」
カネコアヤノのニューアルバム『タオルケットは穏やかな』がリリースになりました。2021年にリリースされた『よすが』から約1年9ヶ月ぶりとなるニューアルバムで、これまでの作品のレコーディングも行われたホームともいえる「伊豆スタジオ」にて、夏の約1ヶ月間、合宿レコーディングという形でバンドメンバー達と時間を共にして制作を行いました。既に配信リリースしている「わたしたちへ」の再録音源と、「予感」、「気分」などを含む全10曲を収録。『New Music Wednesday』には秋からライブでも披露をし、ファンの中でも話題となっている「タオルケットは穏やかな」がリストインしています。1月17日に弾き語り形式で『単独演奏会2023』として、また1月18日にはバンドで『ワンマンショー2023』として、2日間にわたる日本武道館公演を開催。2月には全国5か所でのZeppツアー、3月5日には大阪城ホールでの公演も決定していますが、4月からはさらにバンドツアーを行うことが発表されました。Spotifyでは日本のインディーシーンの注目曲と最新曲を集めたプレイリスト『Edge!』のカバーを飾りました。
yonawo「Love feat. Skaai」
yonawoが新曲「Love feat.Skaai」をリリースしました。客演参加しているラッパーのSkaaiとは昨年リリースされた「tokyo(feat.鈴木真海子、Skaai)」以来のコラボ。SkaaiはSpotifyが発表した今年飛躍が期待される注目の新進気鋭・国内アーティスト10組『RADAR: Early Noise 2023』にも選出されており、3月17日(金)に東京・Spotify O-EASTで開催される『Spotify Early Noise Night #15』に出演することも発表されています。yonawoは「tokyo(feat.鈴木真海子、Skaai)」や昨年リリースしたアルバム『YonawoHouse』がSpotify上でもよく聞かれており、全国12都市を巡るツアーも軒並みソールドアウト。3月18日(土)にはメジャー・デビュー3周年を記念し、東京・日比谷野外大音楽堂にて特別編成での単独公演を開催予定です。この「Love feat.Skaai」は、アルバム『YonawoHouse』と同じく、メンバー4名が共同生活を送る住居兼スタジオYonawo Houseで録音され、yonawoらしいチルでウォーミーなトラックが印象的です。Spotifyでは日本の現行のソウルミュージックを特集するプレイリスト『Soul Music Japan』のカバーを飾っています。
エド・シーラン「F64」
エド・シーランが新曲「F64」をリリースしました。『New Music Friday Japan』でカバーを飾り、『New Music Wednesday』にもリストインしています。同作は昨年2月に31歳の若さで亡くなった、人気音楽YouTubeチャンネルSBTVの創設者として知られるジャマール・エドワーズに向けての楽曲です。SBTVは2006年に、ジャマル・エドワーズによって、友人たちのラップやパフォーマンス映像をアップロードするためのチャンネルとして開設され、ジェシー・J、エド・シーラン、ストームジー、スケプタ、デイヴ、AJトレーシーといった若手ミュージシャンを輩出しました。タイトルの「F64」は64小節のフリースタイル曲という意味の「フリースタイル64」から来ています。「F64」はSBTVの連載企画で、エド・シーランは過去に自身の楽曲「Eraser」や、12年前にA64として「You Need Me, I Don't Need You」を披露しています。
マネスキン「BABY SAID」
マネスキンのニューアルバム『Rush!』がリリースになりました。2021年5月に開催された『ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト2021』で世界的ブレイクを果たしたマネスキン。これまでのヒットソングといえば、各国でチャートインを果たした「Beggin'」は2017年リリース、「Zitti e buoni」、「I Wanna Be Your Slave」が収録された前作『Teatro d'ira: Vol.1』は2021年3月リリースと、どれも『ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト2021』開催前にリリースされていて、同作はブレイク後初めてのアルバムとなります。アルバムには先行でリリースされた「MAMMAMIA」、「SUPERMODEL」、「THE LONELIEST」、「GOSSIP(feat.トム・モレロ)」などを含め全18曲が収録されています。2022年の秋に「アルバムのためにおよそ50曲を制作した」と海外メディアに語っていました。人気プロデューサーのマックス・マーティンもアルバムに参加しており、この「BABY SAID」にもソングライターとしてクレジットされています。
(ロックがなかなか難しいと世界的にいわれている中で、素晴らしいロックアルバムが届きました。むちゃくちゃよかったですね……。フレッシュにあっという間に聴けました。彼らの若さ、タレント性、メンバーそれぞれがむちゃくちゃたっていて、このサウンド。現代のナンバーワンロックバンドといってもいいんじゃないかなと思います。個人的にはビクトリアのベースがイケすぎている「GASOLINE」、あとライブで超盛り上がりそうで、Oasisの「Rock N Roll Star」的な、<俺たちはKOOL KIDSだ>と叫ぶ「KOOL KIDS」がとてもよかったです)
佐藤千亜妃「タイムマシーン」
佐藤千亜妃が EP「TIME LEAP」をリリースしました。佐藤千亜妃は昨年8月にEP「NIGHT TAPE」をリリース、アレンジにA.G.O、Teppei Kakuda、Mori Zentaroなどのビートメイカーが参加し、サウス・ロンドンの注目アーティスト・edbl(エド・ブラック)によるリミックスも収録されるなど、バンドサウンドを押し出した2021年のアルバム『KOE』から一転し、チルなミックステープの様なサウンドとなっていました。今作にもChiaki Zulu、Teppei Kakuda 、Shin Sakiuraなどが参加しています。
水曜日のカンパネラ「赤ずきん」
水曜日のカンパネラの新曲「赤ずきん」がリリースになりました。昨年2022年は「エジソン」がSpotifyやTikTokで大ヒット、Spotifyでは現在2500万回を超える再生数を記録しています。今作は昨年10月にリリースされた「ティンカーベル/鍋奉行」に続くシングルで、ABEMAオリジナル恋愛番組「隣の恋は青く見える4」主題歌です。Spotifyでは日本のエレクトロミュージックの最先端に立つアーティストを特集するプレイリスト『Electropolis』のカバーを飾っています。
indigo la End「名前は片想い」
indigo la Endが新曲「名前は片想い」をリリースしました。2022年11月に開催された初の武道館公演のアンコールの最後に演奏された楽曲で、ファンの間でリリースが待たれていました。川谷絵音は「バンドとしての強度が次のフェーズに到達したと実感出来た曲です。この曲から新たなindigo la Endを始めます。どうか聴いてください。」とコメントしています。Spotifyでは日本のロックシーンの話題曲を集めたプレイリスト『J-Rock Now』のカバーを飾っています。
大橋トリオ「生きる者」
大橋トリオの新曲「生きる者」がリリースになりました。1月11日にコラボ・ベスト・アルバム『ohashiTrio collaboration best -off White-』をリリースしたばかりの大橋トリオ(過去にリリースされたコラボ曲に加え、JQ from Nulbarichとの作品など新曲も収録されていました)、今作は江戸川乱歩の作家デビュー100年の節目として昨日1月21日に初回が放送されたNHK総合のドラマ「探偵ロマンス」の主題歌です。主題歌だけでなく劇伴も担当しています。Spotifyでは日本のシンガーソングライターの楽曲を特集するプレイリスト『ブルーにこんがらがって』のカバーも飾っています。
WurtS「メルト」
WurtSの新曲メルトがリリースになりました。女優の南 沙良がヒロインとして登場する2022-2023年シーズンの『JR SKISKI』キャンペーンソングで、1月20日からTVCMの放映が開始しています。WurtSは3月から、全国9箇所12公演を巡るワンマン・ライヴハウス・ツアーを開催することも発表されています。なお『New Music Wednesday M+T Edition』では年明けにWurtSへのインタビューを配信しています。
文=竹内琢也、Y.SHOGO
『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』とは……
毎週水曜日に、その週リリースされた注目の新曲を中心に更新される、Spotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト。この番組をチェックすると話題の新曲をいち早く、そして詳しく知ることができて、今の音楽シーンがまるわかりに。あなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを。また番組では、Spotifyアプリの「Q&A」からメッセージやリクエストも募集中。あなたのオススメ曲や思い出ソングが紹介されるかも!? 番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを!!
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