「あんたなんか産まなきゃよかった」親から虐待 南京錠で監禁、暴力も...BreakingDown出場者の壮絶過去
1分間の格闘技大会「BreakingDown7」オーディション参加者でエステティシャンの宮里かおりさんが2023年1月14日、虐待やいじめなど幼少期の壮絶な過去をYouTubeチャンネルの動画で明かした。宮里さんは大麻所持で有罪判決を受け、現在は執行猶予中だ。
「物心がついた時から両親から虐待を受けていました」
宮里さんが公開したのは、「【どん底人生】宮里かおりの25年間」と題した動画だ。留置場にいた際に使っていたというノートを手に持ち、幼少期に受けた虐待やいじめ、大麻所持による逮捕や自殺未遂の過去を読み上げた。
宮里さんは「物心がついた時から両親から虐待を受けていました」としながら、具体的な内容について「手足をガムテープで縛られて、口の中にタバスコを入れられて、口にもガムテープをして。まだちっちゃかったんで、収納ボックスに入れられて、南京錠して1日監禁。トイレにも行かせてもらえないっていう生活を小学校に上がる前まで送ってました」と説明した。殴る、蹴るといった虐待は中学生のころまで続いたという。
「小学校上がる前に私のお父さんとお母さんは離婚して、私は母親のもとで育てられたんですけど、そこでもお母さんからの言葉の暴力もひどかった」と明かし「『あんたなんか産まなきゃよかった』とかそういうセリフはずっと言われてきました。授業参観でも『何であんたのために仕事休まなあかんの』って言われたことがあって、そこから私のお母さんは一度も卒業式も入学式も、結婚式も来てくれませんでした」と話した。
宮里さんは、「やられたら倍返しっていうアレがあったんで、いじめに関してはそんなにメンタル食らってないんですけど」としながら、周囲から「容姿について言われることが多かった」といい「小学校の頃は外人外人って言われてたから友達がなかなかできなくて」「中学ではチンパンジーとかゴリラって言われて、高校は大根。『だいちゃん』というあだ名がついてたくらい」などと語った。宮里さんは過去の動画で、自身がブラジル国籍で、父親が日系ブラジル人、母親がブラジル人であることを明かしている。
専門学生時代に鬱病の診断を受け、1年で中退。就職し、後述する逮捕までの5年間勤めたが「鬱って波があるんだけど、1回へこむと仕事ができなくなる」として1か月ほど休むことも3回ほどあったという。
大麻所持で逮捕
21歳で結婚。「2020年3月に私は初めてではないけど大麻を吸って、初めて大麻の効果を実感したんですね」「考えが360度変わったんですよ。あ、別にこの人いなくても生きていけるやって思っちゃって。で、3月に離婚したいというのを伝えました」と話した。関係の良くなかった夫とは同年5月の別居生活開始から1度も会っておらず、弁護士を交えて2021年3月に正式に離婚したという。
逮捕歴について、宮里さんは「7月26日に私は大麻を10グラム所持していて逮捕されました」「9月に営利目的で再逮捕されました。自宅から42.070グラムの大麻草が出てきて」「売ってる証拠もお金も儲けてる証拠も出てこなかったので、所持で起訴されました」などと説明。2020年10月に200万円の保釈金を払って保釈された後、12月に刑期1年半、執行猶予3年の判決を受けたと明かした。
宮里さんは「外国人が捕まると、日本人と違って在留期限があるんで、その資格が下がるんですね。私は日本で生まれて育ってるから、永住権っていう日本人と同じ扱いを受けられる身分だったんですけど、それが1年まで下がった」「銀行から融資は受けられないし、クレジットカードも作れないし、1年以上のローンも通らない。就活も電話の時点で落とされます。在留期限1年と答えた時点で断られます」などと語り、自身の境遇を「どん底」と喩えた。致死量の錠剤を飲み、たまたま来た親が呼んだ救急車で運ばれたこともあったという。
2021年8月に非正規の職を得たものの、生活苦にあえいでいたという宮里さんは「BreakingDownの動画を見た時は、私にとって希望だった。YouTuberはずっとやりたかったし、本当に人生を変えるチャンス」と話す。「1つだけ言いたいのは、私が捕まることは100%ないと断言します。やっと人生変えるチャンスを掴めて、それを犠牲にするほどやりたいことは何もないです。私はマジでこのBreakingDownに人生懸けてるんで、本気で這い上がるところを見せていきます」と決意。「私が今まで経験してきたことよりも辛いことってこの先起きる気がしないんだよね」「正直これからがめちゃくちゃ楽しみ」などと意気込みも語った。