家づくりの際は、門扉やフェンスについてもじっくり検討を。日刊住まいライターは、通りからの視線をカットしつつ風通しのいい玄関にしたいと、門扉と目隠しの格子を採用。結果、玄関前の雰囲気が格上げされるだけでなく、子どもが道路へ飛び出すのを防止するなどのメリットもありました。

門扉はデザイン性が高い&圧迫感の少ないものを選択

筆者の一家は、30代の夫婦と育ち盛りの2人の息子(3歳、1歳)の4人家族。7年前に注文住宅の家を建てました。

プランを検討しているときに、「玄関は家の顔」という言葉を耳にし、玄関に家の象徴となるポイントがほしいと思うように。採用したのは、デザイン性があり、圧迫感の少ないロートアイアンの門扉(鍛鉄の技法を使った門の扉)です。

 

門扉で玄関の格上げ!子どもの飛び出し防止で大活躍

小さな子どもがいると、「少し目を離したすきに道路へ飛び出した…」などということがあります。子どもたちがまだ小さいので、気をつけてはいますが、ヒヤッとさせられる場面はしょっちゅうです。

 

家の前の道路は交通量があり、子どもの飛び出すと非常に危険。そこで効果を発揮しているのがこの門扉です。最近は、自分で簡単にあけられるようになったので、閉めておくだけでなくロックするように気をつけています。

 

重厚感のあるロートアイアンを選んだことで、玄関前の雰囲気を格上げできたと感じています。また、玄関前にゆとりをもたせ、石張りのちょっとしたプライベートな空間も確保しました。

気になるのは、この交差したアイアン部分が、クモの巣をはる格好の場所になっていること。見つけしだい取り除くようにしていますが、正直掃除がしにくいのも難点です。

 

玄関前につけた格子は風通し抜群でプライバシーも確保

わが家の玄関前は、クルマや人が頻繁に通る道路です。玄関をあけたときに中が丸見えは避けたいところ。そこで、目隠しをつけることにしました。風通しが悪くならないよう、採用したのが格子です。

 

外出時に、なにかと荷物が多いわが家。格子をつけると、荷物を出し入れする際など玄関をあけっ放しにしても、家の中が見えることはありません。外壁カラーと同系色にしたことで、まとまり感がありつつ、アクセントにもなっています。

縦格子にしたらお手入れもラク!気になる視線もカット

玄関の中から見える外の風景はこんな感じです。視線をほどよくカットしてくれています。適度に隙間もあいているので、風通しはばっちりです。

横格子より汚れがたまりにくい縦格子にしたことで、お手入れがラクにできることもメリットです。

 

格子があることで昼間でもやや薄暗い玄関になりました。日が落ちるとさらにその印象は強まります。

じつは、設置を検討いたときから、心配をしていました。この対応策として、人感センサーライトとセットで考えればよかったと思っています。

また、日が直接差し込まないことで、ひんやりとした場所に。夏は涼しくていいのですが、冬は寒さを感じてしまいます。

玄関回りのエクステリアは、家づくりの際にあと回しにしがちです。しかし、たとえばわが家のように、門扉や玄関前の格子を採用すれば、雰囲気の格上げに。また、子どもの飛び出し防止やプライバシーの確保にも役立ちます。ぜひ、家づくりの参考に。