延長18回に決勝ソロを放ったアストロズの2番・ペーニャ(右)

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【地区シリーズ第3戦】

● マリナーズ 0 − 1 アストロズ ○

<現地時間10月15日 T−モバイル・パーク>

 マリナーズ(西地区2位/第5シード)対アストロズ(西地区1位/第1シード)の地区シリーズ(3戦先勝、最大5試合制)第3戦が15日(日本時間16日)に行われ、延長18回の大熱戦を制したアストロズが同シリーズの対戦成績を3勝0敗とし、6年連続となるア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)進出を決めた。

 21年ぶりにシアトルで開催されたポストシーズン(PS)は歴史的な投手戦となった。マリナーズ先発・カービー、アストロズ先発・マクラーズともに好投。リリーフ陣も踏ん張りスコアボードにはズラリと0が並んだ。マリナーズは9回裏、一死一、二塁のサヨナラ機を迎えるも、6番・サンタナが空振り三振に倒れたあと、続くフレージャーは中飛。試合は0−0のまま延長戦に入った。

 アストロズは14回裏から、先発要員のガルシアが5回2安打無失点と力投。すると18回表、2番・ペーニャが熱戦に終止符を打つソロ本塁打を左中間席へ運んだ。

 マリナーズは10投手の継投も実らず、21年ぶりのPSホームゲームは完封負け。ワイルドカードシリーズは敵地でブルージェイズに連勝。勢いに乗って地区シリーズを迎えたが、同地区王者・アストロズに3試合とも接戦で敗れた。

 なお、試合時間は6時間22分。延長17回まで両軍無得点はPS史上最長記録となった。