50代、毎日元気でいるための工夫3つ。心身共にしんどいときに効果的なこと
元気で毎日を過ごしたい…! 気持ちではそう思っていても、年齢を重ねるほどなかなか追いつかなくなってくるもの。年齢を感じながらも、日々元気でいるための工夫を、50代トップブロガーの中道あんさんに教えてもらいました。
50代、毎日元気でいるための工夫3つ
3人の子育てに仕事に家事と目まぐるしい日々を送っていた40代。ふと気づいたら深夜2時、睡眠時間は3〜4時間。得意げにショートスリーパーを自慢していたのも50代序盤まででした。気持ちのうえでは若さを保っているつもりですが、55歳を過ぎた頃から無理が効かない体になったように思います。というのもしっかり睡眠を確保しなければ次の日、体がだるく思考力が悪くなり気分まですぐれないからです。
そんなわけで日々健康を維持するため、私が普段心がけていることを紹介します。
●(1) 睡眠と水分はしっかり補給するようにする
寝不足はお肌にもあらわれます。私の場合はお肌のハリが損なわれ、目の下のシワはいつもより深くなります。夜更かししたとしても、起きる時間は午前6時に決めています。理由は、条件を一定に保つことで体の小さな変化にも気づきやすいからです。
50代になると、どんな高級スキンケアでも十分な睡眠の効果には敵わないと思うようになりました。外側からたすことよりも内面から整えるほうが効果を感じます。私は寝る前に時間をかけて入浴するため、脱水防止と体のほてりを取るためコップ1杯の水を飲むようにしています。ここでお茶などカフェインが含まれる飲料水を摂取すると逆効果。夜中にトイレに起きる羽目になります。それでは睡眠の質を下げてしまいますので、午後10時以降の飲み物は水にしています。
十分な水分は肌の乾燥を防ぎ、血行促進効果もあって肌をきれいに保つようです。単なる水と軽視していましたが、最近では「水」が持つ効果がわかるようになりました。
●(2) 香りでネガティブな感情を鎮める
ものごとが進まなかったりしてイライラしたり、人間関係にモヤモヤしたりしてネガティブな感情になることは誰にでもあります。そんなときに役に立つのがホワイトセージです。
以前、職場の人間関係でトラブルがあり働くのがつらかった時期があります。気にしないようにしようとしても、意識すればするほど気になる。それでセージが邪気払いにいいと聞きつけ、小袋に入れて制服の胸のポケットにしのばせて「香り」を嗅いでいました。すると嫌な気を静めて、気分がマイナスに引っ張られないのです。このことを友人のアロマセラピストに話すと、香りは直接、脳に働きかけるので一瞬にしてネガティブな感情を変えることができるんだと教えてもらいました。
確かにいい香りのする女性はそれだけで魅力的に感じますし、お気に入りのショッピングビルは、いつもハワイアンな香りが玄関に漂っているので、つい近くを通ると用もないのに入ってしまいます。香りで自分の気が上がることを知ってからは積極的にアロマを焚いて、気分を上げています。
●(3) 小さな挑戦をしてみる
毎日が単調に過ぎていくと、なんだかつまらない。おもしろくないと思うことはありませんか。人は変化を嫌う生き物と言われていますが、それにしても同じような毎日では退屈します。とはいえ何をしたらいいのかわからないとう人におススメは、ちょっとした刺激を自分に与えてあげること。それが挑戦です。
そういうと何やら大そうなことをしなくてはならないように思いますが、そんなことはありません。たとえば、朝10分早起きして洗顔後に保湿パックをしてみる。大事なことはそのとき自分が何を感じているかを俯瞰(ふかん)して見ることです。「あぁ、気持ちいいと感じてるな〜」「いいことしたと思っているな〜」という感情を味わってみると、もっと続けてみよう! と前向きになれたりします。
継続するためには挑戦のハードルはできるだけ低く設定します。ダイエットなども「食べない」というような意志の力が必要なこと始めてしまうと3日と続きません。そうでなくて、毎日食べていたパンを1食ご飯に替えてみたり、駅のエスカレーターを使わず階段を利用してみたり、できることから始めていき、実施したら必ず「えらい!」と自分を褒めてあげることです。
脳は主語を理解できないという性質をもっています。だから、ことの大小に関わらず、「できた!」「えらい!」「すごい!」というポジティブな言葉を使い続けることで、あなた自身が輝いていきます。
50代は肉体的にも精神的にもしんどさを感じやすい年齢です。カラ元気ではなく心身からイキイキと暮らしていくために、日々工夫をしていきたいですね。