「いったいどんな過酷な環境ならこんな毒リンゴに進化するの?」最も危険な植物と呼ばれる『マンチーニ』
動植物は環境に適応していくものですが、「どんな過酷な環境ならこんな風に進化するの?」と疑問に思われていた植物がありました。
人を殺す危険なリンゴの木をご紹介します。
How brutal were the conditions this tree evolved in : Reddit/Formyberb
砂浜に落ちているのは、最も危険な植物の1つと言われている「マンチニール」の果実。
木には「触るな」"DO NOT TOUCH"の看板があります。
マンチニールは正確にはリンゴではないのですが、葉と果実がよく似ていることからビーチ・アップルの異名を持ちます。
果実を食べると死に至り、切り株から出る樹液に触れた皮膚は水ぶくれになり、さらに木を燃やして発生した煙で失明するのだとか。
とても恐ろしい木ですが、マンチニールの根は砂浜の浸食を防ぐ役割を果たしているため、除去するわけにはいかないとのことです。
マンチニール - Wikipedia
原産地はカリブ地方、フロリダ州(アメリカ)、バハマ、メキシコ、中米、南米北部の沿岸部にあるマングローブの原生林。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●この木については「サバイバー」 (アメリカのテレビ番組)で、男女2人がサバイバルしたエピソードから知った。この木の下に拠点を作ったカップルは健康問題から撤退するはめになった。
↑あれは過酷だった。
↑テレビのために人が試すことはサイテーだよ。
↑これでリアリティ番組を見る気がなくなった。
↑男は木に登って斧で叩き切り、樹液が目に入った!
↑その木はそっとしておいてほしいんだろうな。内向的なんだよ。
●調べてみた。
たいていの果物のなる木は、動物に食べてもらうことで種を拡散させるのが目的。だがこの木は果物を食べてもらえない。だからこの毒に免疫のある動物がいるのかもと予想した。だがそうではなく、この木は潮の干満や潮流に頼って、水に浮く果物を広げている。ビーチ・アップルとも呼ばれている。
↑ビッチ・アップルだろ。
↑泣かせてやるぜ、ビッチのようなアップルめ。
↑そのリンゴを食べるイグアナがいるらしい。
●もしその果物を食べたら消化器系全体が破壊される。喉は焼け、危険なほどに腫れ、強烈な腹痛を起こし、嘔吐や出血による致命的な脱水症状を引き起こす。
樹液はさらにひどく、1滴が皮膚を焼き、失明させる。しかも水に溶ける。木から落ちてきた雨水は痛みを伴うミミズ腫れや火傷を引き起こし、車の塗装をはがす。雨のあと樹液が混ざる空気を吸い込んだり、木が燃える煙を吸い込むと窒息する。
それから樹液が血流に入ると死に至る。フアン・ポンセ・デ・レオ(スペインの探検家)は、アメリカ先住民のマンチニールの樹液の毒につけた矢によって死んだと言われている。
↑そんな木はくそくらえ。
●これはオーストラリア人がお尻を葉っぱで拭いて自殺しそうになった木?
↑これはオーストラリアの木ではない。
↑オーストラリアのギンピギンピは絶対に見つけたくない。
(ギンピ・ギンピ - Wikipedia)
↑その植物についてのエピソードはマンチニールより怖いよ。
●この木はカリブ海ではとても一般的な木で、自分が船員をしているシュノーケルツアーの目的地の島で育っていた。
ツアー説明の大部分は、この木がどれだけ危険か警告すること。シュノーケル客は特に島では触ったり食べたりしないように指導された。
ところがいつも月に1回は「あの木のリンゴはどうなっている?」と尋ねる客がいる。
「あれが警告をしたマンチニールの木ですよ」
「おお、なるほど、えっと1個リンゴをとって家族と分け、1口ずつ食べました」
シュノーケリング客を全員まとめて、この家族の喉が腫れたり窒息したりする前に、急いで地元の病院に連れて行った。
それ以来、もうこの仕事をしないと誓っている。我慢のならないバカ客が多い。
↑「ビーチ・アップルとあなたが言ったとき、そのビーチ・アップルだとは思いませんでした。
●これがアダムとイブのリンゴか。
↑それから白雪姫。
●近くに立っているだけで吐き気がするよ。
↑読んでいるだけで頭痛がするんだけど。
●この木の心を読めたら、多分すごいヘビーメタルが聴こえると思う。
聞けば聞くほど恐ろしい木ですが、毎年のように被害者がいるようです。