記者会見に臨む対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)のメンバーら=13日、米ワシントン

写真拡大

(台北中央社)中国に強い姿勢で臨む各国の国会議員による「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」は14日(台湾時間15日)、米ワシントンで開いた総会で共同声明を採択し、台湾海峡の平和と安定および台湾の経済安全保障の確保に努めていく姿勢を示した。外交部(外務省)は心からの歓迎と感謝を表明した。

声明の台湾に関する部分では、中国が台湾に圧力をかけ続けていることを批判。台湾が自由や人権、法の支配などの価値観を共有していることに触れ、「台湾海峡の現状を変えようとするいかなる行為にも反対する」と言明した。

また、国会議員の訪台を促進するとし、台湾の国際機関への参加を支援する方針も示した。各国政府に対しては、台湾への武力行使には大きな代償が伴うというメッセージを中国に送るよう呼び掛けた。

IPACによれば、声明には28カ国の議員が加わった。外交部はIPACが2020年6月の発足以来、台湾を支持してきたとし、今後も台湾海峡とインド太平洋地域の平和と安定の維持に向け協力していく立場を示した。

(黄雅詩、陳韻聿/編集:楊千慧)