インテル、昇格組クレモネーゼに3発快勝! 次節”ミラノ・ダービー”へ弾み

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 セリエA第4節が30日に行われ、インテルとクレモネーゼが対戦した。

 ロメル・ルカクを負傷で欠くインテルは、エディン・ジェコとホアキン・コレアが2トップを形成。その他ハカン・チャルハノールやニコロ・バレッラなどがスタメンに名を連ねた。今節は開幕から3連敗中の昇格組クレモネーゼをホームに迎えての一戦となった。

 3分、インテルは敵陣内でFKを獲得。フェデリコ・ディマルコが左足で狙うも、強烈なシュートはわずかに枠の右に外れた。10分、相手CKをカットしたインテルがカウンターを発動。ディマルコのパスを受けたバレッラがドリブルで持ち上がり、ボックス内のジェコにパス。ジェコのダイレクトシュートはGKヨヌーツ・ラドゥのセーブに阻まれるも、こぼれ球をコレアが右足で押し込みインテルが先制に成功した。

 38分、インテルが追加点を奪う。右サイドを駆け上がったデンゼル・ダンフリースがボックス内にパスを供給すると、ボールを受けたコレアは左のチャルハノールへ展開。タメを作ったチャルハノールが右足で柔らかいクロスを供給すると、待ち構えていたバレッラがダイレクトボレーでゴール左隅に突き刺した。前半はこのままインテルの2点リードで終了した。

 迎えた後半、クレモネーゼは何度かインテルゴールに迫るも、フィニッシュの精度を欠き、得点を奪うことは出来ず。

 72分、GKサミール・ハンダノヴィッチが敵陣内にロングボールを供給。これをダンフリースが頭で逸らし、抜け出したジェコが至近距離からシュートを放つもGKラドゥがセーブ。こぼれ球をダンフリースが狙うも、再度GKラドゥの好セーブに阻まれた。

 その後も試合を優位に進めるインテルは76分、カウンターの流れからバレッラがDFラインの裏へスルーパスを供給すると、抜け出した途中出場のラウタロ・マルティネスがゴール右隅に流し込み、リードを3点に広げた。L・マルティネスは3試合連続ゴールとなった。

 3点ビハインドとなったクレモネーゼは90分、ボックス手前でボールをキープしたデイビッド・オケレケがゴール右隅に鮮やかなミドルシュートを決め、1点を返したが、反撃もここまで。試合は3−1で終了し、インテルが今季リーグ戦3勝目を飾った。一方、敗れたクレモネーゼは開幕4連敗となっている。

 次節、インテルは3日にアウェイでミランと、クレモネーゼは4日にホームでサッスオーロと対戦する。

【スコア】
インテル 3−1 クレモネーゼ

【得点者】
1−0 12分 ホアキン・コレア(インテル)
2−0 38分 ニコロ・バレッラ(インテル)
3−0 76分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
3−1 90分 デイビッド・オケレケ(クレモネーゼ)