地元開催の国体で、トラックをはやてのように駆け抜けます。佐藤風雅選手は茨城県笠間市出身の26歳。作新学院大学を経て那須塩原市の那須環境技術センター所属。栃木で長く脚力を磨き今回の国体に並々ならぬ思いを持っています。

恩返ししたい彼は「日本一の男」。6月10日の日本選手権男子400mで日本の頂点に立ちました。栃木で走りを披露したのは11日行われたSANOスプリント200mです。自己ベストの20秒72。集まったファンは「日本一の走り」を堪能。サインにも気さくに応じます。

国体では400ではなく300mの出場となりますが、ロングスプリント、見ごたえはあります。世界選手権にも出場し1600mリレーでは第1走者。日本新で史上最高の4位になったのは大きな話題になりました。

この走りが栃木で見られるのです。日本一の走りを見よう。とちぎ国体の開会式までちょうど50日です。