3年ぶりV、ツアー6勝目にこの笑顔(撮影:ALBA)

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<北海道meijiカップ 最終日◇7日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6557ヤード・パー72>
イ・ミニョン(韓国)が最終18番で2メートルのバーディパットを沈めて、この日7バーディ・2ボギーの「67」。トータル9アンダーで混戦を抜け出し、うれしい3年ぶりの優勝だ。
コロナ禍で信頼を寄せるコーチが来日することができず、「試合を続けていると、いろんな問題が出てくる。それを一人で解決できる人もいますが、わたしには難しかった」と苦悩を明かした。だが2週間前、ようやく、およそ3年ぶりに日本で指導を受けることができた。
コーチが来日できた“効果”について問われると「一番はパットとアプローチです。パターも替えました」とミニョン。オデッセイ『2-BALL ELEVEN』に変更し、「わたしは元々タッチが強い選手。替えたパターはフェースが柔らかいタイプで、衝撃を吸収するような感じです」と説明した。
またアイアンを覗いてみると、4番アイアンだけ中空の『T200』で、それ以下は『T100』と別モデル。「5番以下は普通のタイプのアイアンで、4番はやさしいタイプ」と説明したが、彼女のアイアンシャフトを長くサポートする、日本シャフトのツアー担当者は投入経緯をこう明かす。
「やさしいヘッドの『T200』の4番アイアンは、6月の「ニチレイレディス」から入れました。彼女は長く『950GH』一筋ですが、『T200』をUT的に使用したい意向から、他社のハイブリッド用カーボンシャフトの選択肢もある中で、最終的に慣れた『950GH』を選択してすごく良かったと話してますね」(日本シャフト担当者)
なお、タイトリストとボール契約を結ぶが、クラブを含むブランドアンバサダー(総合契約)ではない(国内女子ツアーのタイトリスト総合契約は菊地絵理香とペ・ソンウのみ)。だが、下記のようにドライバーからウェッジまで13本をそろえ、同社製クラブで勝利をつかみとった。
【イ・ミニョンの優勝セッティング】
1W:タイトリストTSi4(9.0°Diamana BF50-S)
3W:タイトリストTSi2(15°Diamana TB50-S)
5W:タイトリストTSi2(18°Diamana BF60-X)
4U:タイトリストTSi2(21°TENSEI CK70HY-R)
4I:タイトリストT200(N.S.PRO 950GH R)
5I〜PW:タイトリストT100(N.S.PRO 950GH R)
52,58°:タイトリスト ボーケイSM9(N.S.PRO 950GH)
PT:オデッセイ2-BALL ELEVEN
BALL:タイトリストPro V1

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