昨季スクデットに貢献したジルー photo/Getty Images

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現在のミランはFWラファエル・レオンやDFフィカヨ・トモリ、MFサンドロ・トナーリら若手実力者がチームの軸になっており、彼らの急成長が昨季のスクデット獲得に繋がった。

しかし、頑張っているのは若手だけではない。前線から若手を引っ張るリーダーとしてFWオリヴィエ・ジルーの存在は大きい。昨夏に100万ユーロでチェルシーから加えたジルーは想像以上の働きを見せることになり、昨季はチームトップタイとなるリーグ戦11ゴールを記録。35歳のジルーがスクデットへのキーマンになった。

今年9月には36歳を迎えるが、まだまだトップレベルで戦えるだろう。1日に行われたマルセイユとのプレシーズンマッチでも1得点を記録して勝利に貢献しており、ズラタン・イブラヒモビッチが離脱している中でジルーは貴重すぎる大型ベテランストライカーだ。改めて昨夏獲得に動いたミランのフロントは大正解だ。

クラブとの契約は2023年夏までとなっているが、伊『Calciomercato』はミラン側がもう1シーズン延長する考えも持っていると伝えている。昨季からのパフォーマンスを考えれば、ジルーはまだまだミランの戦力となるだろう。

今夏はリヴァプールを離れたFWディボック・オリギをフリーで獲得しているため、センターフォワードの位置ではポジション争いがある。しかし経験豊富なジルーは先発でも途中出場でも変わらない貢献を期待できる。連覇へジルーは今季も二桁得点をマークできるのか。ミランのカギを握る人物だ。