国連のグテーレス事務総長が広島への訪問を前に取材に応じ、「世界は、広島と長崎の悲劇から得た教訓を学ばなければならない」と核の脅威の高まりに危機感を示しました。

グテーレス国連事務総長「20世紀末には核軍縮の大きな進展があり、核弾頭を大幅に削減することができたが、今その状況は逆戻りしている。恐ろしい悲劇から得た教訓を学ばなければならない」

グテーレス事務総長はこのように述べ、国際社会における核の脅威の高まりに危機感を示しました。

その上で、日本に対しては「核軍縮を推し進めるための道徳的権威を持っている」と期待感を示しました。

グテーレス事務総長は6日に開かれる平和記念式典に出席する予定です。