またもや歌詞の内容の変更が求められたビヨンセ

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ビル・クリントン元米大統領(75)との不倫スキャンダルで話題になったモニカ・ルインスキーさん(49)が、ビヨンセ(40)のヒット曲の歌詞から、自分の名前を削除して欲しいとの意を表明した。ビヨンセは先日、最新アルバム収録曲に障がい者を侮辱する言葉が含まれていたと批判されたため、歌詞を変更すると発表したばかりだった。

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1990年代、ホワイトハウスの実習生だったモニカ・ルインスキーさんは、当時の米大統領ビル・クリントン氏との不倫スキャンダルが発覚した。1998年にはクリントン氏がモニカさんとの関係を否認し弾劾につながったことから、同意と権力の乱用について多くの議論が繰り広げられた。

現在は活動家やTV司会者として活躍するモニカさんが現地時間1日、自身のツイッターでビヨンセの過去のヒット曲から、自分の名前を削除するよう示唆したのである。

モニカさんは米メディア『Variety』が掲載した「ビヨンセ、差別的で不快だとの激怒を受け『ルネッサンス』の歌詞を削除へ」との見出しが書かれた記事を共有した。

ビヨンセは7月29日に新アルバム『Renaissance(ルネッサンス)』をリリースしたところ、収録曲『Heated』の歌詞に、障がい者に対する軽蔑的な言葉が含まれていると批判され、後日ビヨンセのチームが「歌詞を変更するつもりです」と発表していた。

このニュースを受け、モニカさんは「うーん。私達は『Partition』の歌詞に出ている」と記したのだ。

モニカさんが取り上げた楽曲『Partition(パーティション)』は、ビヨンセが2013年にリリースした通算5枚目のスタジオアルバム『Beyoncé』の収録曲だ。

曲中ではビヨンセが「彼は私の服のボタンを壊して、ブラウスを破った」と歌った後、「He Monica Lewinsky-ed all on my gown(彼は私のドレス全体を、モニカ・ルインスキーみたいにした」と歌っていた。

モニカさんのツイートに対し、SNSでは「あなたは当然、ビーフ(挑発)してるのよね。がんばって!」といったコメントが相次いだ。

するとモニカさんは「私のタイムラインで、125人以上のアーティストが楽曲の歌詞を変更しているという記事が横切ったら、私も同じことをすると約束するわ」と返し、ビヨンセに歌詞を変更して欲しい意を述べたのだ。

別のフォロワーが「これまでにもラッパー達があなたの名前を軽んじて来たのに、今頃になって気分を害したの?」と尋ねると、モニカさんは「私がこのような発言をするのは、今回が初めてじゃないわ」と述べ、こう説明した。

「多分、あなたや他の人達にとっては初耳だったかも。私は普段、こういったことに対しては自虐しているのよ。だけど、ビヨンセが使ったことには、がっかりだった。ファンだっただけにね。」

画像2枚目は『Vanity Fair 2020年10月5日付Instagram「Monica Lewinsky has, like millions of people, felt more than unsure about the state of the world.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)