サッカーJ2栃木SCのユースチームの選手たちが2日、応急手当の知識と技術を身に付けようと、心肺停止の際に心臓に電気ショックを与えるAEDの使い方を学びました。

 

講習会は、2011年に練習中に急性心筋梗塞で倒れ、その後亡くなったサッカー元日本代表の松田直樹さんの命日である8月4日に向けて行われたものです。

 

栃木SCの18歳以下のチームに所属する約40人が参加し、AEDの基本的な使い方を学びました。選手たちは真剣な表情で説明を聞き、スポーツをしている時にも起こり得る事故などに備え、命をつなぐ手順を確認しました。

 

消防庁によりますと、20年に国内で重い不整脈などにより突然、心停止をした人は約7万9千人いて、そのうちAEDが使用されたのはわずか4・23%だったということです。