96万円(税込)でも250人で割れば、ひとり当たり3840円。

懇親会、結婚式、同窓会など最大250名まで乗車可能

 惜しまれつつ2022年3月11日をもって定期運行を終了した「VSE」50000形。小田急電鉄はこのたび、「白いロマンスカー」こと「VSE」50000形を1編成丸ごと貸し切りにして利用できる企画「ロマンスカー・VSE貸切プラン」の受付を開始しました。

 このプランは、10月1日(土)以降、2023年秋ごろのラストランまでの間、イベント列車としての運行日などを除き、原則3か月前までの申し込みでいつでも利用できるものです。


小田急電鉄の特急ロマンスカー「VSE」。定期運行からは引退した(画像:小田急)。

 第一弾は2023年3月31日運行分まで受け付けるそうで、それ以降は2023年2月頃に受付開始の予定とのこと。平日と土休日それぞれ設定があり、プランとしては3〜4時間のコース「小田急線周遊プラン(A行路)」と、約2時間のコース「小田原行プラン(B行路)」の2種類が設けられています。

 A行路は唐木田車庫や新百合ヶ丘車庫線などを巡る新宿発着の周遊行路になっているのに対し、B行路は新宿発小田原行き、途中で大野総合車両所に立ち寄るルートなのが特徴です。

 なお車中では、車内マイクを用いてのコミュニケーションや、両展望席をラウンジ仕様にした貸し切りならではの利用が可能。小田急電鉄によると、鉄道ファンが楽しむだけでなく、イベントや企業の懇親会、結婚式、同窓会など、幅広いシーンにあわせて活用してもらいたいとしています。

 申し込みは、小田急旅の予約サイトから行え、料金はA行路が142万円(税込)、B行路が96万円(税込)となっています。なお、各行路とも最大250名まで利用可能です。