9回に中越えの19号ソロを放ったエンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

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大谷翔平が19号ソロも…エンゼルス逆転サヨナラ負け

 米大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手が8日(日本時間9日)、敵地オリオールズ戦に「3番・DH」で先発し、9回に点差を広げる中越えの19号ソロを放った。米メディアが豪快弾の動画を公開。なお、エンゼルスは直後に逆転サヨナラ負けを喫した。米記者は「今季最悪の敗戦と言える」と辛辣な言葉を並べている。

 土壇場で「なおエ」が炸裂した。先発のリード・デトマーズが6回無失点の力投、主砲マイク・トラウトの8戦ぶり24号先制3ラン、そして9回に大谷の19号ソロが生まれるなど奮闘したエンゼルス。しかし、最後にやられた。守護神ライセル・イグレシアスが4-2の9回2死から4連打を浴びて3失点。ア・リーグ東地区最下位のオリオールズに痛恨のサヨナラ負けを喫した。

 大谷が活躍してもチームは敗れてしまう展開。「なお、エンゼルスは〜」を意味し、日本のファンの間ではお馴染みとなっているネット用語「なおエ」の状態となった。ツイッター上では、米記者たちも同様に嘆き節だ。AP通信のグレッグ・ビーチャム記者は「エンゼルスにとって今季最悪の敗戦と言えるが、これがエンゼルス。まず最初にこれを考える必要がある」と投稿した。

 米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者も、「エンゼルスにとって本当に辛い負け方。ここ7週間こういう敗戦ばっかりだ」と強調。「トラウトやオオタニ、デトマーズは素晴らしかったが、ブルペン陣が崩壊した。何かが上手くいっても、違う方で上手くいかない」と憂いている。

 この日、大谷は5打数3安打1打点だった。

(THE ANSWER編集部)