オリジ、新天地ミランについて言及「歴史を刻んでいる」…新シーズンへの意気込みも語る

写真拡大

 今夏にミランに加入したベルギー代表FWディヴォック・オリジが、新シーズンに向けた意気込みやクラブの印象について語った。7日、ミランの公式サイトがコメントを伝えている。

 2021−22シーズン限りでリヴァプールとの契約が満了となり、今夏にセリエA王者のミランに新天地を求めたオリジ。ミラン移籍を決断した理由について、「21−22シーズンの終わりにミランと話をしたが、その時はリヴァプールでシーズンを終えることに集中していた。シーズンが終わり、クラブのビジョンを理解し、共感したよ。ミランの人々は、このクラブが特別な旅をしていて、今まさに歴史を刻んでいることを実感させてくれた」と語り、ステファノ・ピオリ監督やチームメイトについては次のようにコメントした。

「みんなが僕を歓迎してくれた。チームが団結しているのがよくわかったよ。監督とも話をしたけど、僕たちは共に熱狂的で、この新しい旅立ちを切望しており、強い推進力を持っていることがわかったよ。監督は素晴らしい仕事をしていると思う。チーム全員に情熱を注ぎ、誰もが自分のベストを見せられるようにしていることだ」

 オリジはこれまでフランス、ドイツ、イングランドでプレー。セリエAは初挑戦となる。オリジは21−22シーズンまでプレーしていたプレミアリーグとセリエAを比較し、「セリエAとプレミアリーグは、まったく違うリーグだ。イタリアのリーグはとても戦術的で、イングランドではもっとフィジカルなのかもない。イタリアでは戦術的に多くを学ぶと同時に、自分の経験からできる方法で貢献しようと思っているよ」とコメント。また、ミランの本拠地でのプレーを心待ちにしていることを明かした。

「サンシーロでの試合(昨年12月のチャンピオンズリーグ)では、雰囲気を存分に味わうことができたよ。クラブの歴史や文化を感じ取ることができた。だからこそ、そのスタジアムでプレーできることは僕にとって光栄であり、喜びでもある」

 ミランでは、元オランダ代表マルコ・ファン・バステン氏や元ウクライナ代表アンドリー・シェフチェンコ氏など、錚々たるストライカーがこれまで活躍してきた。そうした過去の選手については、「尊敬する一人を選ぶのは難しい。人にはそれぞれ語るべき物語があり、歩むべき道があるからね。どの選手からもインスピレーションを受けられると信じているよ」とコメントし、自身のミランでの目標については次のように語った。

「僕の目標は常に選手として成長し続けること。そして、常に影響力のある選手になること、トレーニングや試合で安定したプレーをすること、ファンに特別な時間を与えるような重要なゴールを決めることだ」

 間も無く開幕を迎える新シーズン。初挑戦となるセリエAで、オリジはどんなプレーを見せるのだろうか。