ケーキをきっちり“3等分に切る”裏ワザを試してみた!道具不要で目分量なのにピタリ!【数学愛好家発】

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ホールケーキって大きくて贅沢感があるし、特別感もあるし、何よりみんなで分け合って食べるので、とっても幸せな気分になりますよね。でも、その幸せ気分を台無しにするのが「ホールケーキの切り分けムズカシ過ぎ問題」。特にお子様同士や兄弟で分けるとなると大きさに差が出たら大問題です。食べ物の恨みは恐ろしいですからね。今回はそんな悩みを解決してくれる裏ワザにチャレンジしてみました。

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ケーキやタルトの「3等分」の奥深い世界

ケーキを3等分にする方法をネット調べてみると、数学を愛好される方々によるこんな企画にたどり着きました。

数学を愛する会(@mathlava)さんによる【円を3等分する選手権】。
さまざまな方法で3等分できるようですが、凡人には逆立ちしても思いつかないような3等分法がズラリ。
最優秀賞の「六芒星で切る」というやり方に至っては本当に3等分なのかと思ってしまいます。
(計算上ちゃんと3等分になっていることが別の方によって検証されています。数学愛好家さんのパッションには頭が下がりますね)
これで3等分しても、誰が星のところを食べるかという新たな戦いの火種になりそう。

ただ、理論上これで3等分と言われても、「こんな切り方できるかい!」というツッコミは免れません。
そもそもケーキなんて柔らかくて、上にフルーツや飾りものっていて切りにくいもの。
複雑な形に切るなんて考えただけでも頭が痛い…

もっと手軽に、簡単に、3等分する方法がわたしたちには必要なのです!

これなら簡単!ケーキ3等分の切り分け方

日本テレビの『バゲット』で紹介されていた裏ワザ。
とても簡単だったので、丸いケーキを買ってきて実際に試してみました!



本当に3等分になっているかを検証しやすいよう、シンプルなチーズタルトをご用意しました。
それではレッツ3等分!



①まずはケーキの中心まで1か所切ります。



②切れ目を12時のところまで回し、切れ目のない下半分の半分のところ2か所に印をつけます。



ここが半分なので、さらにその半分。





③この印と中心を繋ぐように切ります。



これで完成!3等分です!



果たして本当に3等分になっているのか、検証してみましょう。



こちらは3つ重ねた時の尖った方から見た写真。
こんな風にケーキを重ねたことは無いのですが、こんなにもピタリと揃っているのは驚きです。
数学風に言うと、「中心角が揃っている」状態。美しい。



こちらから見ても揃っています。
一番上の右角っこが欠けてしまったのが心から悔やまれます。



丸くなっている方から見ても、これは揃っていると言ってもいいでしょう。

ちなみにこの切り方、実は冒頭でご紹介した「数学を愛する会」の企画でも入賞していました。
「4等分線をイメージして切る」というもの。
講評も「入賞の中で唯一実用的」とされています。実用的、というよりケーキの切り方として実現可能なのはこれだけかと。

上手に切り分けて仲良くケーキを食べましょう!

ケーキの切り分けには、「等分する平等さ」だけでなく、「子どもたちを待たせないスピード」も必要ですよね。
これまでは失敗が許されない状況で素早くナイフを入れる、まさに度胸試しだったケーキの切り分けも、この裏ワザを使えば簡単かつ正確です。危ない綱渡りとはもうおさらば!
この裏ワザで、「ホールケーキの切り分けムズカシすぎ問題」が解決しますように!