「私で興奮して!!」と思ってグラビアをやっている子は多くない - #グラドル自画撮り部 部長 倉持由香 - 倉持由香

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※この記事は2017年03月14日にBLOGOSで公開されたものです

BLOGOS読者の皆様、こんにちは!尻職人こと倉持由香です。前回の記事に、たくさんの反響をいただきありがとうございます。ビジネスマン向けの意識高い記事が並んでいる中で、私が人気記事1位になってしまってBLOGOSさん大丈夫なんでしょうか(笑)。でも、とっても嬉しいです。

「MUTEKI」っていうタイトルが目を引いたというのもあると思うんですけど、念のために言っておくと、過激なタイトルをつけてるのは私じゃなくて編集長ですからね!(笑)。

清水富美加さん出家騒動について

清水富美加さんが「水着の仕事がイヤだった」と本に書かれていましたが、それは仕方がないことですよね。グラビアが好きで、グラビアアイドルをやっている子はあまりいないと思います。

私はかなり特殊で、グラビアが好きで、グラドルになりたくて、この業界に入ったんですけど、将来は「女優さんになりたい」「タレントにさんになりたい」という子が多い印象です。

綾瀬はるかさんや戸田恵梨香さん、堀北真希さんなども昔は水着の写真集を出したりグラビア活動をされていたので、知名度を上げるためのステップとしての「グラビア」は有効な手段ではあると思います。

ですが、自分の精神衛生上どうしても水着になることが耐えられない!という子もでてきます。そういう子達はグラビア以外の知名度を高める手段を事務所と一緒に考えていく必要がありますね。

事務所とのコミュニケーションが上手く取れず、ずっとずっと我慢し続けて、ある日突然プツンと命を絶ってしまったりすることは絶対に避けなくてはならないので。

私がなぜグラビアが好きかと言うと内面がちょっとおっさんっぽいというか、どうしたら私の中の「おっさん」が興奮するかな?ということを考えながらポージングしたりシチュエーションを練ったりすることが好きなのです。

そういう自分はちょっと変わってるんだろうな、という自覚はあります。「私で興奮して!たくさん見て!!」と思ってグラビアをやっている女の子はそんなに多くないと思います。やっぱり将来へのステップとして捉えながらグラドルをやっている子が多いですね。

「このままだとAVに行く子が増えてしまう」への反響



そうそう、前回の記事がたくさん読まれて、大多数は賛同してくれる意見だったんですけど、「イヤだったら辞めればいいじゃん」という声もあったんです。でも「イヤだったら辞めればいい」って、「生きているのが辛いなら死ねばいい」ぐらいの極論だなって。

【関連記事】このままだと「MUTEKI」に行く子が増えてしまう - 倉持由香

もちろん、死んじゃうくらいなら辞めたほうがいいんですけど、私だけじゃなくて、たくさんのグラドルが「過激な露出」という同じ悩みを抱え、グラドルという職業自体の存続のピンチになっているのです。「じゃあ、辞めれば」という一言で済ませられる問題ではありません。

それは、そこの業界に携わっている人全員に「死ね」と言っているのと同じであって。

グラドルを専門にやっているヘアメイクさん、スタイリストさん、カメラマンさん、雑誌編集者さん、みんなの為にもきちんと業界を盛り上げて、みんながきちんと暮らせるようにしていかないといけないぞってことを伝えたかったんですけどね。

あとは「14枚もDVDを出して、売れないんだったら辞めれば」とか「14枚もDVDを出していて売れないのに、よく事務所をクビにならないですね」って言う意見もあったんですけど、私自身はありがたいことに問題なく暮らせているんですよ!事務所に所属したての頃は同期の子の家に居候させて貰ったり、漫画喫茶から現場に行ったりしていましたが今はちゃんと一人暮らし出来ています。

新人の女の子が1stDVDから過激にさせられている現状がよくないなと。

私は14枚も出しているし、枚数を重ねるごとにネタ切れになって露出が多くなったりするのは、ある程度は仕方の無いことだと思うんですよ。ただ、1stDVDで、何枚売れるかも分からない未知数の子を、最初から舐めチャプター、マッサージチャプター、ほぼTバック!みたいな状態はいかがなものなのか。

中には、1stDVDから手ブラをやらされたりする子も!そうなったら2nd、3rdは何をすればいいのか?となってしまいます。それはもうグラビアアイドルの範疇じゃ無いですよね。

なので、安易な露出や擬似演出に頼らない「グラドルらしい」妄想を掻き立てる作品作りを追求していかなくては!と思うのです。

自画撮り部部長 倉持由香が選ぶ今月のマイベストショット

DVD発売イベントで着たこちらの一枚。ジップアップ競泳水着です。

@yukakuramoti

ジップアップ競泳水着は、肌の露出面積が少ないんですよ。開いているのは胸元だけ。なのに普通のビキニよりも何だかエロい気がする。こういうアイデア勝負の衣装がもっと増えていけばいいなぁと思います。

ショックだったのはこのイベントはDVD発売後に行われたのに「もう見ましたか?」って会場に聞いたら、観た人が2~3人しかいなかったんですよ。わざわざお金を出して買ったDVDを観ていないんです。

もちろんイベントに参加してない、通販などで購入した方々はDVDを楽しんでくれてる方も多いのだと思います。

ただ、イベントに来るぐらいとてもコアなファンの方々は観ていないんです。「どうして観てないの?」って聞いたら、もう悲しいと。「もっちーがこんな風にやっている姿を見たくない」と。

それは私だけじゃなくて、他の子もそうなんですけど、「自分の推しが『知らない手』で揉まれている姿を見たくない」「擬似行為をしている姿を見たいんじゃない!海辺でキャッキャッしている姿が見たい」というような意見を頂きます。

「たくさん触れ合いたいし、たくさん写真撮ったり、チェキを撮ったりしたいからDVDは3枚買うよ。観ないけど」

DVDがただのイベント参加券になっている状況なんです。

そんなのDVD制作会社さんも、メーカーさんも、プレスしている業者さんも報われないじゃないですか。観てもらえないのにプレスされるDVDも!ディスクも「えっ?ワイ再生されないんですか!?」って悲しんでますよ!

グラドルは増えていく露出に病んでいくし、ファンの方は観ないDVDに高いお金を払っているし、メーカーさんは思うように売れなくて「あれっ?」ってなってるし。受け手と作り手の認識にズレがあるというのが問題なのだと思います。誰も幸せになってない。

作品が過激になる→グラドル本人はあまり観て欲しくない→告知不足→売れない→次回作はより過激になるという負のループに突入します。

グラドル本人が納得できる範囲、やらされてる感の出ない範囲での演出ならコアなファンの方々も、きっと再生ボタンを押してくれると思うのです。ディスクも喜びます。

グラビアで1番避けなければいけないのは『悲壮感』!

グラドル自画撮り部、今月のMVP発表

夏目みきクン

何人か候補瀬がいるんですけど、まずは、夏目みきちゃん!顔、胸と後ろの鏡を使ってお尻も入れて。「お、いいなぁ」って。てんこもりグラビアですね。贅沢!自画撮りの新しい可能性を感じます。

そしてこの水着が、普通の水着と同じぐらいのサイズ感なんですけど、さらに腰の部分に余分な紐がある。これがあることで、いけない感じがして。

あと、第1の紐と第2の紐の間の、ムチッとした肉!この肉感溢れる腰肉ですよ!腰肉!腰肉って素晴らしいですよね。腰肉は決して無駄な肉なんかじゃない。人を幸せにします。

寺口智香クン

2人目。寺口智香ちゃんですね。AbemaTV「ピーチゃんねる」第2期メンバーでございます。智香ちゃんは、「パンモロの女王」と名乗っていて、パンチラじゃなくて、パンモロでお尻を載せているんです。

多分、これは自室で撮っていると思うんですけど、部屋で毎晩毎晩、自分で衣装を選んで、自分でヘアメイクして。すごく昔の自分とダブって、応援したくなりますね。「うわ~リツイートしてあげたい」って。

もう1枚。家で1人でエプロン付けて、ニーハイ履いて、衣装を工夫しているのが偉いなって。端から見たら1人で何やってんだろうってなるんですけど(笑)。このエプロンを楽天やメルカリで探している姿も想像してあげてください!

青山ひかるクン

これは自画撮り部のエース、あおみん(青山ひかる)です。あおみんが、私のベストショットとほぼ同じ形のを着ているんですけど、このボリュームがlカップです(笑)。

私の場合は下にヌーブラを仕込んで谷間を盛っているので、たまにヌーブラのホックが見えてしまって、すごくかっこ悪い写真になってしまうんです!

@yukakuramoti

ヌーブラを入れなくても、あおみんのlカップならこうなるんですよね~!おっぱいがファスナーに挟まれて苦しそうですね。「出して~、開放して~。ぷるぷる。僕たち、悪いおっぱいじゃないよ。チャック苦しいよ~」って(笑)。

水沢柚乃クン

この子は、うちの事務所の後輩ですね。水沢柚乃ちゃん。何がいいって、ポニーテールがいい!

競泳水着にポニーテール。何も露出はないんですけど、この写真だけで190リツイート。やっぱりリツイートされるのは、露出だけが全てじゃないんだなって。

このギャルゲに出てきそうな。桂正和先生の作品に出てきそうな感じ。男子中高生を熱くさせた、青春時代に読んだマンガ、Hなゲームのものが最強なんだなと考えさせられますね。

石川あんなクン

石川あんなちゃん。バレンタインの日に載せた写真で、リボン型水着ですよ。「バレンタインは、チョコかな~、あんなちゃんかな~。あんなちゃん食べちゃうぞ~」みたいなお決まりです。

これはもうルパンダイブですよ。リボンをほどきたい。出来ればチョコレートを塗ったりぺろぺろしたい。写メ1枚で色々妄想できるから楽しいですね(笑)。

中水あゆみクン

赤いツルツルの水着に、巨大な2つの丸み。ぷよぷよかなって思って。赤ぷよみたいじゃないですか?赤ぷよがくっついちゃったみたいな。あと2個来たら消えちゃう(笑)。

またこのアングルがいいですね。膝枕されているようなアングル。見下されたい男性にはピッタリですね。

森咲智美クン

こちら森咲智美ちゃん。「のせぱい(笑)」って。可愛い響きだなー。あざといですよ。でも見ちゃう。あざとい。でも好き。可愛いんですよねぇ。

もう1枚。撮影会でこんな水着をいいんですか!?下乳!下乳!いいんですか!?森崎ちゃんも立派なぷよが!ガガーリンもびっくり!下乳は丸かった!(笑)。

森咲ちゃんとあゆみちゃんが、赤ぷよと青ぷよで、ぷよぷよコラボをしてほしいぐらい素晴らしいですね。

月城まゆクン

月城まゆちゃん。ミスFLASH2017に選ばれた子です。アイドルフェイスでおっぱいも大きくて。何パターンか載せてたんですけど、ジェラピケの可愛い部屋着に「EAT ME」と書いてあるビスケット。「食べちゃうぞ~」ってなりますよね。これもあざとい。でも可愛い。女性受けもしそうな可愛いグラビアでいいなって思いましたね。

小阪貴恵クン

そして、小阪貴恵ちゃんですね。これよく見ると、無限鏡なんですよ。インカメラを全身鏡に載せて撮っている。この形のグラビアを初めて見ましたね。

「これ、新しい!」と思って。スマホの画面の中にも貴恵ちゃんがいて、そのスマホ画面の中にも貴恵ちゃんがいて。エッシャーのだまし絵を見ているような気分になって楽しいんですよね。何か隠されているんじゃないかとか。

最初の頃にも言ったんですけど、拡大させたら勝ち。1秒でも長く写真を見せたもん勝ちだと思っているので、良い方法だと思いますね。情報量の多い写真が大事。Twitterに載せるときはフォロワーさんの滞在時間を長くさせるように意識すると良いですよね。

MVPは、すごい悩むんですよね~。赤ぷよも気になりますし~。どんどん、みんな良くなっているんですよ。レベルが高くなってきて。より一層、部活動に励んでくれて。

そうだな~。今月の1位は、森咲智美ちゃんかな。「下乳は丸かった」。これに決定です!

MVP森咲智美クンコメント

森咲智美

愛人にしたいグラドルこと森咲智美です!
この度2月のMVPに選んで頂きありがとうございます。
グラビアを本格的にやりはじめて9ヶ月…
「#グラドル自画撮り部」
があるおかげで新人でもたくさんの方に見てもらえて、知ってもらえて本当に嬉しいです!
愛人にしたいグラドルのキャッチフレーズ通り、これからもセクシーに! 微力ながら、グラビア界を盛り上げていけたらいいなと思ってます♡♡♡
また森咲らしく投稿するので、お見逃しなく!♡

舞台「スーパーダンガンロンパ2」の準備で多忙な日々

のせパイにチャレンジする倉持部長

今、舞台の稽古の真っ最中なんですよね。3月から「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~2017」という大人気ゲームが原作の舞台に出させて頂きます。

オファーを頂いた時、舞台経験はあまりないので正直不安もあったのですが、とても好きな作品だったので「これはやらざるを得ない!やるしかない!」と思って、今必死で稽古をしております。

日程は、3月16日~3月26日。場所は東京・Zeppブルーシアター六本木です。

超絶ネガティブなドジっ子、超高校級の保健委員・罪木蜜柑を演じさせて頂くのですが、インパクトのあるお色気シーンもあったりして。ただお色気だけじゃなく、色々と闇を抱えた子なので、その内面もうまく演じられたらなと思いますね。ダブルキャストは元NMBのゆいぽんちゃん(高野祐衣)が演じます。

通常のスケジュール+稽古みたいな感じになっているので「いつ寝たらいいんだ~」ってなってますね。でも、スケジュール帳が白紙だった頃に比べたら嬉しい悲鳴です。あの頃には絶対に戻りたくないので、1つ1つのお仕事に手を抜かず、全力で臨みますよ!

あとは、毎週土曜日AbemaTV「ピーチゃんねる」、隔週金曜日は、カドカワさんの生テレで「倉持由香のグラドルクエスト」をレギュラーでやらせて頂いてます!どちらも身体張ってるのでぜひチェックして下さい!

AbemaTVで得た経験をTVで活かす

最近週2、3回は、AbemaTVに出させて頂いている気がします。AbemaTVは、視聴者の反応がダイレクトで届くので楽しくて。TVって、一方通行のツールだと思うんですけど、ネットだと双方向でコミュニケーションが取れるじゃないですか。

AbemaTVって、ネットの良さである双方向のコメント機能を残しつつも、基本的な作りは「TV番組」なんですよね。出演者の方も、地上波に出るレベルの方が多いですし、スタッフもテレビ朝日さんや地上波のバラエティを作っている制作会社さんが入っていて。それがすごく大事。

AbemaTVで経験をたくさん積んでおかないと、地上波に出た時に爪痕をうまく残せないんです。地上波は厳しいので、1回呼んで使えないタレントだと思われると、本当に二度と呼ばれなくなるので。いつ呼ばれても良いパフォーマンスを発揮できるよう備えておくことが大事だと思います。

テレ東さんの「ゴッドタン」の収録がこの間あったのですが、地上波の収録の時に必要なアドリブの反射神経はAbemaTVで鍛えられたなぁと感じました。

今は平成ノブシコブシの吉村さんとレギュラーでやらせて頂いてるんですけど、第一線で活躍している芸人さんと絡んで、ポンポン発言していく経験を積んでいくことが大事ですね。

あとは前回も言ったニトリイズムですよね。クライアントさんに「倉持いいね。おっ、値段以上」と思って頂くために、ゲストで呼ばれたら絶対にどの出演者よりも告知して、現場で全力を出し、どの出演者よりも丁寧なお礼のブログを書くっていうのをモットーにしています。

それを徹底していけば、必ず次に繋がるので、仕事が途切れることはないだろうと思います。逆に言えば、仕事が途切れたらそれが疎かになっているということだと思います。

グラドルが雑誌の表紙を立て続けに飾ったり、バラエティに呼ばれたりと良い流れが来ているので、グラドルの皆には次に繋がるような行動をして欲しいなと思いますね。「仕事取ってきてくれない~」とマネージャーの愚痴を言う前にブログを書きましょう!

それから公開時期はまだ未定なんですけど、主演させて頂いた映画「野獣(クーガ)の城」もあります。鈴木咲ちゃん、菜乃花ちゃん、池田夏希ちゃんなどなど、お馴染みの仲良しなグラドルがたくさん出ています。

元々、ほしのあきさんが主演でやられた、女囚もののVシネマのリメイクみたいな感じなんですけど。尊敬するほしのあきさんの次をやることが出来て嬉しいなぁと思います。

ほしのあきさんはグラドル界のレジェンドで、一番尊敬しています。バラエティに出ても、売れていても谷間を出し続けるプロフェッショナル。あれこそ職人だなって。

だから私は、どの番組に出ても、お尻の目立つタイトスカートを穿いて「尻職人こと倉持由香です!」と、いつまでもお尻を出して挨拶をし続けたいなと思っています。

倉持由香プロフィール


1991年11月6日生まれ、千葉県出身。血液型B型・サイズT167 B84 W58 H100。
グラビア好きなグラドルがSNSに自画撮りを載せていく「#グラドル自画撮り部」部長。
3月16日から六本木ブルーシアターにて舞台「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~2017」に出演。 最新DVD「恋のリポート」発売中。
・Twitter @yukakuramoti
・Instagram @yukakuramoti
・オフィシャルブログ

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