※この記事は2015年03月18日にBLOGOSで公開されたものです

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3年半の服役を終え昨年出所、現在は薬物リハビリ中の田代まさしさんが18日、阿佐ヶ谷ロフト(杉並区)で「『マーシーの薬物リハビリ日記』出版記念!田代まさしのごめんねトークライブ」と題するイベントに登壇、約5年ぶりに公の場に姿を見せたた。

これに先立ち田代さんが記者会見を開催、現在の治療の状況などについて説明を行った。田代さんは、自身も元覚せい剤依存者で、依存者たちの社会復帰を支援する施設「ダルク」代表の近藤恒夫氏とともに、薬物依存の恐怖や、今後の抱負について語った。

会見終了後のイベント第一部では、会見にも同席した近藤氏とともにギャグも交え、わかりやすく薬物依存について語った。第二部では吉田豪氏と時事問題についてきわどいコメントや自虐ネタを連発、観客を沸かせていた。会場には前回の服役から出所した直後に同所で行われたイベントで司会を務めた「創」編集長の篠田博之氏の姿も見られた。

冒頭発言

田代氏:皆さんお久しぶりです。本日は私ごときのために集まっていただきまして、本当にありがとうございます。
またこの場をお借りしまして、度重なる事件によっていろんな方たちを傷つけたころ、ご心配をお掛けしたことをお詫びしたいと思います。どうもすみませんでした。

昨年の7月2日に、3年半という刑期を終えて府中刑務所を出所して、現在日本ダルクという薬物依存症回復支援施設につながりまして、日々そこでプログラムを受けながらスタッフとして回復の道を順調に進んでいます。

今回の、この「マーシーの薬物リハビリ日記」というコミックエッセイなんですけど、これを出すってことでネット上では「田代が芸能界復帰」みたいなことに捉えられて報道されているんですけれど、それは僕の本意ではありません。

ダルクというプログラムを受けているうちにですね、自分に何が必要なのかを勉強して、回復に必要なのは仲間たちの手助けをする、そして仲間たちと共に歩むことだと勉強しました。同じ薬物で苦しんでる仲間たちの手助けをするということがすごく自分の回復にも役立つと気が付きまして、その一環で力になれたらなとか、薬物に手を出しそうな人の歯止めになれればな、という思いで本を出しました。
ですから、そこのところは理解していただきたいなと思います。

まだ刑務所を出て8ヶ月、いまも緊張しているんですけれど、思い出すと、前回もこの阿佐ヶ谷ロフトでやりまして、その時はまだ出所して7日目くらいだったんですけど、ろれつも回らず、手も震えて、そのことで「まだ怪しいんじゃねえか」ってことになったんです。

でも、みなさんに言っておきます。薬をやっていると僕は滑舌が良くなって手の震えが止まります。逆です。僕、もともと緊張しいなんで、震えたり滑舌悪かったりすることはしょうがないことだったなって思ってます。

これからの自分の回復のためにも、同じ薬物で苦しんでいる仲間たちの手助けができればなと思っていますので、よろしくお願いいたします。

質疑応答

ー(司会)今日は日本ダルクの代表を務めていらっしゃいますに近藤さんに来て頂いています。ダルクについて説明していただけますか。

近藤氏:ダルクは薬物依存に陥った人たちが 社会復帰を目指す施設です。当事者が当事者を手助けするというような場と言いますか。30年前にできましたけれども、現在全国60か所くらいになりました。

どういうことで困っているかがわかりますので、当事者から当事者を手助けするというのは合理的なわけです。もちろん私たちは警察の役割をするわけでもなく、やめられない人たちがいたらその手助けをしているだけです。それがダルクという施設です。税金もつかってませんから、そのあたりが新しい活動かなと思います。

ー(司会)田代さんはどんな活動をされているんですか?

田代:日々ダルクのスタッフとして、自分の足で電車で通って、事務所のお掃除をしたり、コーヒー入れたり電話の受け答えをしたり。週末なんかは近藤代表と一緒に全国のダルクを回って、メッセージを届けて、みんなの力になれればなって活動をしています。

ー(司会)前刑のときはダルクに行くのには抵抗があると言ってましたけど、どんな心境の変化が?

田代:前刑終えて出てきたときに、もう薬から離れたいという思いが強くて、自分の意志でやめるから、触れてほしくないっていう思いが強かったんですけど、ダルクでプログラムを受けていくうちに、ありのままの自分を受け入れましょうってことを勉強しまして、ようやく薬と正面から向き合っていけばいいんだということに気がついて。

最初のうちは、ダルクってヤク中の人たちがいっぱいいる施設にいてホントに治るのかなって半信半疑だったんですけど、そうではなかったです。同じ依存症で苦しむ姿を見てすごく勇気をもらえてるし、僕から勇気を与えることもできるし。そういう施設なんだなって。

ー(司会)今回の本はどんな本ですか。

田代:さっきも言ったように、あんまし触れたくなかった部分についてもようやく自分に正直になれて、ありのままの自分をさらけ出していくことが重要なんだなって。 だから今回のコミックエッセイは、今ダルクでどんなリハビリしてるのかってことを自分なりに少しライトな感じで書いたつもりです。

だからこの本を同じ薬物で苦しんでいる仲間や、手を出してしまいそうな人や、沢山のひとたちによんでもらえたら。逆にメッセージを届けることが俺の回復にも役立つと思うし、すごくいいことだなって思います。
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「自分の強い意志」とか全く役に立たないのが薬物の怖さ

ー去年7月に出所されてからすぐにダルクに?

田代:はい、出所してその日にダルクに行って、寮に入って仲間と同じ生活をして、仮出所を終えた後から毎日通う生活です。

ーダルクではどんな生活をされているんですか

田代:さっきも言ったように、事務所の掃除したり、電話の応答したり、全国の刑務所からつながりたいっていう連絡が来るし、いっぱい来る手紙に返事を書いたりとか。週末なんかは全国の同じ施設の仲間たちや保護観察の人たち、家族会などに僕なりのメッセージを届ける活動をしています。

ー出所されて何ヶ月も経ったわけですけど、今あらためて考えてみて薬物の怖さというのははどんなところなでしょうか。

田代:本を読んでいただけたらすごくわかると思うんですけど、毎回捕まるたびに自分ひとりの力で今回でやめようと思うんですが、自分の強い意志とか全く役に立たないというのが薬物の怖さだなって。

僕は何回も事件を起こして、その度にいろんな人たち、家族も、親友も、お金も失って、それでもでもまた薬に走ってしまう。それが薬物の恐ろしさなんじゃないかなって。

ー接触してくる悪い人がいるからとか、自分の意思が弱いから、どっちなんでしょうか。

田代:それはケース・バイ・ケースで人によって違うと思うんですけど、最終的には接触した人に対して「僕は大丈夫です」って言える自分がいれば良いんですけど、その物を見ちゃったりすると、すごくやりたい気持ちが出てきて。

わかりやすくいうと、梅干し食べたことがある人が、梅干しを見たら唾が出ちゃうのと同じ感覚で、見せられちゃうとまた脳が動いてスイッチが入ってしまって。1回だけなら良いかもしれない、って考えてしまうのが怖さなんです。

近藤:一人で薬物依存になるという人はほとんどいないですね。誰か教えてくれる人がいるから。つまり薬物依存者が依存者を増やしていく。

もう一つ、やっぱりなんで再犯が多いのか皆さん不思議に思っています。あれだけ刑務所に入って、なぜ懲りないのかっていう言いますけども、日本の社会そのものが、ただ薬物は恐ろしい、「ダメ、ゼッタイ」だけの仕組みしか無いんですよ。薬物依存になった人たちのことを諦めちゃってる。

例えば学校で薬物の問題が起きた時に退学させる。公務員がやると懲戒免職。それから芸能人がやると解雇になりますね。そうやって全部放置して社会に戻しちゃうんですね。
つまり、これがうつ病だとか、その他の病気だとすぐ解雇しますか?しないでしょ?ちゃんと治療しなさい、その間待ってあげますよと。そして再雇用するか解雇するかってのはその後でしょう?

だけど日本にはそういうシステムが無いじゃないですか。学校も退学、会社からも放り出される。芸能界はもうすぐだめにしちゃう。だめだめだめばっかりじゃないですか。

犯罪だから当然解雇されてあたりまえですけど、しかし雇用者側もこの人たちをちゃんと治療して治す、回復させるという仕組みをなぜつくらないのか。そういう再犯のメカニズムが日本の社会に固定しちゃっているからなかなか変わっていかない。

そういう意味で、もう少しメディアの方が考えていただければ。病気だから再発するんだ。絶対もうしない、ということはないですよ。
僕は34年間やめてますが、明日はわかんないって言ってますから。だからマーシーも明日はわからないということです。

田代:(笑)

ーいろんなものを失ったと行ってましたけれども、もう二度と薬物に手を出さないと誓えますか?

田代:雑誌の取材なんかでも毎回、もう薬やらないと言ってましたけど、正面から向き合ってなかった自分がだめだったんです。 今までは心配してくれる家族のためにとか、妹とか、ファンのためにやめようと思ってたんですが、それが良くなかったみたいで、今回初めて自分のためにやめようと思えるようになったんで。

何回もみんなの気持ちを裏切ってる僕がもう二度とやりませんっていうのは全然信憑性もないし、ただ僕がみなさんの前で言えることは、一日一日辞めて続けていく姿を皆さんに見せていくことなんだなって考えています。

だから、はっきりと二度とやりません、ではなくて、一日一日、薬を使わない生活を重ねていきたいと思います。

芸能界に復帰したいという思いはなくなっている

ーご回復されたら芸能界に戻りたいという思いは。

田代:薬物依存は病気だってさっき言ってましたけど、特効薬っていうのはないんですよ。だから回復のためにプログラムを受けていても、ここで回復しましたってのはないから、一日一日積み重ねていくしか無いっていう。

だから回復したら芸能界戻りたいっていうのではなくて、さっきも言ったように、僕の本意じゃないというのは、芸能界に復帰したいという思いはなくなっていて、前のときは早く芸能界に戻ってみんなを安心させたい、自分を大きく見せたりよく見せようとしてたんですけで,今回は芸能界に戻りたいとかそういうことではなくて、やめ続ける姿を見せることが将来何かにつながればいいかなくらいにしか思っていないです。

ー今後、どんな人生設計のプランを考えているんですか。

田代:ちょっとイメージ的なことなんですけど、後々、芸能人専用のダルクを作れればいいなって思っています。まあ夢みたいなもんですけど。
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ー歌手のASKAさんが捕まって、いまダルクで治療されていますが、どんなメッセージを?

田代:一番僕がASKAさんに近い所にいると思ったんで、普通の人が言うよりもメッセージが届きやすいかなとおもって、僕なりの思いを届けたんです。彼がどのように受け止めているかはわからないですけど、彼が危なくなったり、また手を出してしまいそうになった時に少しでも僕のメッセージを思い出してくれたり良いかなと。

ーどんなメッセージですか?

田代:音楽をやってて、そういうものに頼る部分は日本でもアメリカでもよくあることだし、薬をやったことに対しては気持ちもわからんでもないけど、薬がなくても幸せだと思えることもいっぱいあるよっていうことを。同じ仲間たちと過ごしたり、ともに歩むことで人の気持ちや、優しさや、思いやりが感じられるようになるし。過去は変えられないけど、生き方を変えれば、未来はきっと待っててくれるんじゃないかってことを。

ーASKAさんはなんとおっしゃってましたか?

田代:うなずいてましたね。

ーうなづくだけですか?

田代:そうでしたね。

ーこないだ鈴木さん、クワマンさん、佐藤さんがあつまってイベントがあったんですけど、そこに田代さんがいないのは寂しいなと思ったんです。出所してからかつてのお仲間からのコンタクトなりメッセージは。それに対してどういう思いですか。

田代:ありがとうございます。リーダーの鈴木雅之とは高校のときからの同級生で、ずっとバンドの仲間としてではなくて、親友という部分で付き合ってきたつもりなんです。でも彼の思いも裏切ってしまったので、それに対しては、ただごめんなさいっていうメールしか送れなかったんです。

しばらくは返事もなかったんですけど、今年の正月明けにメールが来まして。お前が失った信用は大きい、それを取り戻すことは並大抵のことではない。でもお前には一生懸命生きて欲しい。いつも傍で見守ってるよ、というメールをいただきまして、すごく有り難いなと思いました。

ーいま危険ドラッグが問題になっていますが、それについては。

田代:日本ダルクのスタッフをやっていて、ご家族の方からすごく心配ですという相談を受けるんです。僕は経験がないからよくはわからないですけど、勉強している中での判断ですけど、危険ドラッグっていうのは規定されてないやつは罪にならないということで手を出すし、値段も安いから手を出す。

でもあれは毒みたいなもので、実際にニュースを見ていても、精神が壊れちゃったりよだれを垂らして刺しちゃったみたいな事件が起こっているわけですけど、最初に手を出さないことが重要なのかなと。

いくら指定薬物ではない、値段も安いからって、簡単に手を出してしまうのはすごく危険じゃないかなって。僕なりに考えてるのはそういうことです。まず最初の一回手を出さない。それしか言いようがないです。

ー今の暮らしについては

田代:最初は入寮してましたが、今は自宅で、ひとり暮らしです。

ー前回逮捕されたときには交際相手の女性が一緒に逮捕されたと思うんですが、今はその方とは?

田代:付き合ってないです。連絡も取ってないです。責任は感じてますよ。僕のせいでああいうふうにさせちゃったんで、申し訳ない気持ちははありますが、なるべく今は自分のことだけを考えて生きていきたいなと思っているんで。

ーご結婚されていらっしゃいましたし、ゆくゆくは恋愛とかそういうのは…

田代:んー(苦笑)、恋愛ですか、男なんでね、嫌いではないですけど、いまのところは十分です。自分のことで精一杯です。

ー「創」の篠田です。ご無沙汰しております。近藤さんは法廷で証言されたときに、田代さんには代表をやってもらいたいと宣言してましたけれども、これ本気なのかなと。

近藤:前回捕まる前に、日比谷でトークショーに出た時に、手が震えてろれつが回らなくて、おかしいなと思って声をかけて、ダルクに来なよっていたら、そんなところいったら、またやりますって言うから…またやりましたね(笑)

田代氏:(苦笑)

近藤:代表をやってもらいたいという気持ちはありますよ。でも、田代が回復しないと誰も信用しませんから。僕は沢山の回復しようとしている人たちが田代の姿を見て、自分もああなりたいなという希望を持てれば、彼はそういう人たちへのいいメッセンジャーになるんじゃないかなと思いますよ。今は期待してますよ。 やっぱり、中学校から、ねえ、薬物を開始したってことで…

田代:薬物じゃなくてシンナーですよ(笑)

近藤:シンナーも立派な薬物ですから。

田代:ああ、そうですよね(笑)

近藤:そういう意味でも、一番大事な発達成長期に酩酊してすっぽり抜けてた部分を私たちは少しずつ埋める努力をしなければならないですね。そういう意味でぜひ、会長、どうですか?

田代:日本ダルクの会長?

近藤:会長ですよ。僕はもう長くないから。支援会長ということで。薬をやめて10年、20年頑張れれば、今からでも遅くないですよ。80歳くらいだから……

田代:近藤さんより上じゃないですか(笑)

近藤:そのころは僕はもう死んでますから。会長やればいい。期待してます。そういう人がいたっていいじゃないですか。

ダルクの宣伝という意味じゃなくて、ダメダメという人ばかりが日本に多いけど、そこから立ち直って日本の薬物に対する考え方、日本にはドラック・コートが無いし、ハーム・リダクションという考え方、人権という考え方ももうちょっとないと。 たった3回やって3年刑務所入る。こんな国は世界中にないですよ。

それをやっぱりメディアの人には勉強してもらいたい。人生を悪化させるばかりが法律ではないはずです。でも赦しも大切だと思うんです。頑張れよっていう赦しも大切。赦しのない社会なんてのはろくなもんじゃないですね。

もうどんどん刑を重くするほど回復が難しくなってくるから、刑務所に入れることがどんなにその人たちの人生を悪化させるか。ほれ見たことか、だからやるなって、それはいいんですよ、でも自由を奪うということだけですごい刑罰ですよ。3年ってのはホントに重すぎます。

田代:僕は3年半ですよ。両方で7年です。

近藤:こういうひとはどんどん働いてもらって、税金を取ったほうがいいですよ。刑務所は税金つかうばかりだから。

やっぱり治療しなかったら刑務所にいくとか、刑法にもメニューがほしいな。

ーASKAさんは今どんなことを。

近藤:わかんない。もう退寮したから。正月は家で迎えたいじゃないですか。

でも彼はこれからが大変でしょうね。つまり底に着いてないじゃないですか。田代の場合は底の底まで落ちたから、後は這い上がるだけですけれども。

ーASKAさんはスタッフとして働いていたということですか

近藤:いいえ、完全な入寮ですね。

田代は3年半刑務所にいて、3年半は身体の中に薬が入ってないじゃないですか。報酬効果と言いますけど、それでも脳だけは覚えていて、またやりたいというその気持ちは生涯取れないと思います。ASKAは切れてからせいぜい5、6ヶ月じゃないですか。

ー(司会)ちょっと田代さん以外の話はこんなところで…

ー本の中でも書かれていましたけど、復帰されるたびに、ファンが薬を渡してきて、実際ついやってしまったと。また今回もそういうひとが…

田代:だから今日、僕の本買ってくれた人との握手の時、危険ですよ。ちょっと注意しないと。サインだけにしましょうか(笑)

ー芸能活動復帰されたら、そういうことも気をつけて

田代:復帰したらじゃなくて、ずっと気をつけなきゃダメでしょう。

ー厳しいかもしれませんが、"ミニにタコ"じゃないですが、何かダジャレを…

田代:まだ言いますか?!もうその言葉。ミニにタコ!!これでいいですか?

ー刑務所を出られた体重は増えました?どのくらい増えましたか?

田代:10キロくらい増えたかな。最近測ってないからなあ。多分、刑務所のときは65キロくらい、今は74、5キロあるんじゃないかな。増量のきっかけはご飯が美味しくて。刑務所ではおかわりできなから。お腹いっぱい食べたいって思って出てきたから。

ー出所して、一番美味しかった食べ物は?

田代:出てきた日は、近藤代表に出所祝いにご馳走してもらったのが、"しゃぶしゃぶ"で(会場笑)。近藤代表のこの手荒な…今思うと、逆にそれで楽になったなって。普通だったら腫れ物に触るようになると思うんでけど、そういうオーソリティなんでしょっぱなから"しゃぶしゃぶ"、その味が忘れられません。(会場笑)

ー田代さんの今の雇用形態は。

近藤:少しだけですが、給料もちゃんと払ってますよ。交通費程度ですけどね。

やっぱり生涯治療が必要なんだっていう考え方を私たちは持ってます。やめることは簡単です。やめ続けるにはどうするか。そのためには、いつまでってことじゃないですよ。ゴールのないマラソンのようで、今日だけやめようということを繰り返し繰り返し、病気に対して謙虚に生きる。そうでないと続かない。

海外のミュージシャンもアーティストも、いろんな人たちが何年も何年もグループに通ってますよ。自助努力を延々と持っていなければ危険ということですよね。

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■前回の服役から出所した直後の2008年7月の映像
提供:ゴゴ通信

※この映像には、モッツ出版の高須基仁氏が観客席から田代氏と篠田氏に「薬物は怖い、絶対にダメなんだ。それについて語ろうよ田代君!」「"ダルク"が嫌だったらちゃんとした病院に行って相談しろ!」と直言する模様が収められている。

■関連リンク
・「田代まさしのごめんねトークライブ」 - LOFT PROJECT SCHEDULE
・『マーシーの薬物リハビリ日記』出版記念!「田代まさしのごめんねトークライブ」 - ニコニコ生放送(有料)