気楽なデートにぴったり!住宅街の隠れ家ビストロ3選
ふたりの距離感が縮まる肩肘張らないデートは、都心に行かずとも叶うはず。
実は今、閑静な住宅街にセンスのいいビストロが急増中なのだ!
今回は、リラックスしたデートができる人気店を3軒、ご紹介しよう。
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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
1.池尻と中目のあいだに佇む、開放的な新店でチルデート
『mellow.アオバダイ』
池尻大橋と中目黒のどちらの駅からも歩いて10分強。
階段を上がると、小洒落た客たちで賑わうカウンターが現れ、活気あるスタッフが明るくお出迎え。
窓側にはソファ席があり開放的。川沿いを散歩気分で歩けば『mellow.アオバダイ』までの距離もあっという間。
ビルの2階に潜む、開放感抜群の空間に高揚する
フルフラットなカウンター席では、フレンドリーなスタッフとの会話を楽しむ客が多い。
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料理はビストロメニューを主体に、名物の「低温蒸しの冷製牡蠣」をはじめ、「堅苦しくならずに食べたいものを一皿から楽しんでほしい」と、パスタやカレーまでそろう自由なラインナップ。
メインでも2,000円台とカジュアルな価格帯。
店内にはソファ席やテーブル席もあるが、「スタッフやお客様同士が繋がれるように」と設えた、存在感抜群のカウンター席が同店の主役だ。
ワインは棚から自由に直感で選ぶのが楽しい!
「棚を見ながら“ジャケ買い”を楽しんで」と、洒落たエチケットのワインが充実。ボトル5,000円〜
ヨーロッパからニューワールドまでさまざまな国のナチュラルワインを棚から自由に選んだり、スタッフと一緒に乾杯したりと、友人の店を訪れたようにリラックスして寛ぐことができる。
低温で蒸すことで、旨み凝縮させた極上の牡蠣を味わえる。
「低温蒸しの冷製牡蠣3種盛り合わせ」1,500円。
「ラムハンバーグ アリッサソース」1,980円
そんな心地いい雰囲気が、彼女の飾らない笑顔を引き出してくれる。
ワイン1杯から気軽にどうぞ!
料理長の四條良樹さんは、渋谷や横浜でフレンチのシェフを経て同店料理長に就任。元DJで、夜が更けるとアナログレコードをかけることも。
マネージャーの恵 右京さん、スーパーサブの倉岡卓矢さんのフランクな接客も好評。
昼はお菓子屋さん、夜はビストロに変わる個性的な一軒!
2.小田急線の個性的な一軒でふたつの楽しみを
『yerîte』
住宅街で異彩を放つ洒落た外観が目を引く
住宅街に突如現れる、暖色の光が目印
豪徳寺駅から少し離れた踏切のそばにある『yerîte』は、昼はショーケースのないお菓子屋さん、夜はビストロになる小さな一軒。
店名はフランス語の“Foyer(団らん・家族)”と“Boite(箱)”を組み合わせた造語で、家で食べる幸せを感じられる店(=箱)となるように……と名付けたそう。
店内にはセンス溢れる写真が飾られ、まるでギャラリーのような空気感
アイランドカウンターに並んで食事をする空間は、隣り合わせた客と食卓を囲んでいるようなアットホーム感。
私鉄沿線らしい温かな居心地に包まれる。
前菜「真鯵とトマト」は甘酢とフランボワーズのピューレの軽い酸味が絶妙。コース6品(7,000円)より
料理はフレンチベースのアラカルトを中心に、予約制でコースも用意。
腕を振るうのは、フランス・サヴォワ地方の2ツ星レストランで修行した石飛輝久シェフ。旬の素材やハーブ、果実を効かせたソースなどが特徴的な、目にも美しい料理に魅了される。
華やかなひと皿をアテに、バイザグラス(900円〜)でサク飲みするカジュアル利用も歓迎。
フランス東部の珍しいワインがそろう
ナチュラルワインは、石飛シェフの修業の地、サヴォワやジュラ地方のボトルを欠かさずストック。ボトル5,500円〜。
売切れ御免のカヌレにも注目!
オーナーパティシエ・藤井 唯さんの「カヌレ」(330円)も人気。
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穏やかな味わいに寄り添うナチュラルワインと共に、空間ごと味わいたい。
味わいの変化を楽しめるワインが充実しています
オーナーパティシエの藤井 唯さんと、シェフの石飛輝久さん。
共にフランスで修行し、石飛さんの修行先のサヴォワのレストランで出会い、昨年10月に『Yerite』をオープン。夜は藤井さんがサービスを務める。
幡ヶ谷の住宅地の一角で、イタリアの家庭料理を気軽にいただく!
3.ナチュラルワイン激戦区の注目店で、心地良い一夜を
『Cyōdo』
アーチ型の窓から溢れるオレンジ色の灯りが目印
路地にある密やかな立地が、より地元感を高めてくれる
今年3月、代々木公園から幡ヶ谷に移転した『Cyōdo』。
新たな出発点に選んだのは、地元の食通たちが通う美食店が潜む幡ヶ谷の住宅地の一角。
予約は不可で、駅から遠くわかりづらい路地にあるにもかかわらず、嗅覚の鋭いご近所さんたちでさっそく賑わっている。
カウンターの奥には4名テーブル席も用意
14時から22時の通し営業で、メニューは終日そのまま。
アペロ、カフェ、ディナーと楽しめ、食事の量や接客、空間など訪れる人にとって“ちょうどいい”を体現している。
料理はイタリアの家庭料理が中心。店主の山口さんご夫婦が分担して作る料理は親しみやすく、かつ丁寧な仕込みが伝わる味わいで、ふたりの柔和で自然体な人柄を表しているよう。
「パテドカンパーニュ」1,250円。レバー多めの無骨な味わいにワインが進む。
時間をかけてやわらかく煮込んだ牛モツを、香味野菜の出汁とミントを効かせて仕上げた「トリッパのトマト煮込み」700円。
ストーリー性のある洒落たエチケットに注目!
ナチュラルワインは、エチケットのストーリー性や造り手の想いに共感するものを厳選。
グラスワインも好みに合わせて抜栓してくれる柔軟さで、自然と隣席と会話が始まることも。
オーナー夫婦が作り出すラフな温度感が、普段着デートにちょうどいい。
右は“飲みすぎるほど美味しい!”という警告を表現した、赤ら顔のイラストが特徴的なラングドックのオレンジ。
左はローヌの赤。フランス語で“友達を待ちながら”と書かれており、軽やかな味わい。
「ワインに込められた物語も楽しんで」と店主。ボトルは6,000円〜。
フラッと気軽にお越しください!
シェフの山口直人さんと萌菜さんは、それぞれ都内のレストランで料理を学び、ご夫婦で独立。今年3月、幡ヶ谷の名店が潜むエリアに移転。
グラタンやパスタ、ワインによく合うブルーチーズケーキも人気。
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まるで実家に帰ってきたかのような、アットホームな雰囲気が魅力のビストロ。
今夜は、ナチュラルワインと美食で笑顔の絶えないデートを楽しもう。
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