杭州緑城で2シーズン指揮を執った岡田監督。(C)Getty Images

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 中国代表の経験がある32歳のFWガオ・ディが、中国メディアのインタビューの中で、恩師である元日本代表監督の岡田武史氏に感謝を述べた。5月12日、中国のポータルサイト『捜狐』が伝えている。

 8シーズンに渡って在籍した上海緑地申花を離れ、今シーズンから昨季もレンタルでプレーした浙江緑城に完全移籍をしたストライカーが、2013年に浙江へローン移籍をした際に指導を受けたのが、岡田武史監督だった(当時のクラブ名は杭州緑城)。

 ガオ・ディは「当時、緑城の岡田監督は、僕に多くの出場機会を与えてくれた。その年、中国スーパーリーグでたくさんプレーできたんだ」と振り返っている。

 記事は、ガオ・ディがゴールを決めた際、岡田監督にお辞儀をしている写真を掲載。「インターネットで拡散されたこの写真は、ガオ・ディが13年シーズンの長春亜泰戦でゴールを決めた時のものだ。彼は岡田監督に駆け寄り、お辞儀をした。当時23歳だった彼の行動が、感謝する方法を知っている若者だと評価された」と伝えている。

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「オカダさんには本当に感謝している。僕のキャリアの中で最も重要な指導者だった。岡田監督が、僕を中国サッカーのトップカテゴリーで注目される存在にさせてくれたんだ。いつも心から感謝しているよ」

 岡田監督が退任した後も、ガウ・ディは3回連絡を取ったという。1度目は、岡田氏の誕生日に祝福のメールを送信した。2度目は、岡田氏が上海へ仕事に来た時に、食事に招待。そして3度目は、岡田氏が北京に来た際、当時江蘇FCでプレーしていた元緑城の選手数名が集まった、と明かしている。

 このエピソードだけでも、岡田氏がどれだけリスペクトされていたかが窺える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部