毎日のごはんづくりは無理しないのがいちばん。またつくりすぎず、ちょうどいい量をつくるのがムダも出ず、太らないコツ。アラフィフの夫婦ふたりで暮らすミニマリストのブロガー・本多めぐさんは、「使いたい量を少しだけ」使える便利食材を活用しているそうです。詳しく伺いました。

50代にちょうどいい。「使いたい量を少しだけ」使える便利食材3つ

アラフィフふたり暮らしのわが家は、若いときに比べ食べる量が少なめ。つくる量が減り、お肉や野菜などを「少しだけ」使いたいシーンが増えました。そんなときに便利なのが、小分けの食材です。今日はアラフィフ主婦が愛用する便利食材を3つ紹介します。

<写真>プチっと鍋1個でつくったスープ

●1:冷凍ひき肉は必要な分だけパラパラと出して使える

炒めものや煮物などの脇役料理で、お肉を少しだけ使いたいときがあります。そんなときは「冷凍ひき肉」の出番。パラパラの状態で冷凍してあるので、冷凍コーンやグリンピースのように、好きな分だけ使えます。

今回はひき肉でチャーハンをつくりました。

チャーハンに入れるお肉の量は、大体大さじ3杯ほど。使う分だけささっと出して冷凍庫に戻します。豚肉のコクが出てボリュームのあるチャーハンのできあがり。

ひき肉とタマネギ入りの卵焼きもつくりました。

ひき肉が入ると、シンプルな卵焼きがグッとメイン料理っぽくなります。
凍ったまま肉を炒めてもひき肉なのですぐ火が通ります。フライパンひとつでできて手間がかかりません。手早くつくれるので、お弁当や朝食におすすめ。

卵焼きをメインにして朝ごはんをつくりました。みそ汁はインスタントで簡単に。
冷凍ひき肉は、ローソンやスーパーなどで売られています。豚ひき肉のほか合いびき肉もありますので、お好みで選んで下さいね。

●2:味つきの乾燥小揚げで煮物やあえ物にコクをプラス

甘辛く味がついて、短冊切りになっている乾燥の小揚げです。煮物や汁物をつくる際、具材が野菜だけだとあっさりしすぎて物たりない…そんなときはこの小揚げの出番。甘い味とコクが出て、おいしくまとまるのです。

今回は、インゲンとニンジンの煮物に、小揚げをプラスしました。

また、あえ物や酢の物にも使えます。キュウリの酢の物に、小揚げを混ぜてみたり。

小揚げがあると「ひと味たりない」「コクを出したい」ときに助かります。常温保存OKなのもよいところ。こちらはスーパーなどで売られています。私はイオン系のスーパーで購入しました。

●3:一人前の鍋の素をスープやうどん、炊き込みご飯に日常使い

「プチッと鍋」「鍋キューブ」などの名前で呼ばれる、ミニサイズの鍋の素がとっても使いやすいのです。以前は3〜4人用サイズが多く売られていましたが、最近は1人前からつくれる少量サイズが増え、いろんな味が楽しめます。

これ、ふたり暮らしにちょうどよいのです。鍋料理は、つい「お鍋いっぱいの量」でつくってしまうのですが、スープの素があるため水の量をきっちり計量します。おかげで、一度に食べる分だけつくれるようになりました。

鍋料理のほかに、普段の汁物にも使えます。おみそ汁やコンソメスープなど、いつも同じ味だと飽きちゃいますよね。市販の素を使うことで、味に変化をつけられます。

アサリとホタテの塩味の鍋の素を使い、スープをつくりました。魚介のうま味や苦味が少し感じられ、いつもと違うひと品に。

また、うどんや炊き込みご飯などアレンジもOK。おひとりさまのランチにも、卵と野菜を入れたうどんにすれば一品で栄養たっぷりです。

毎日3食つくるのは大変です。そして年齢を重ねると食べる量や食べたい物も変わってきますね。日々の料理を無駄なく簡単にするため、こういった食材を活用してみてはどうでしょう。