ジム・キャリー、“ビンタ事件”へのハリウッドの反応に憤慨

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ジム・キャリー(60歳)は、ウィル・スミスがアカデミー主演男優賞を受賞した際のスタンディングオベーションに気分を害したそうだ。

クリス・ロックに妻ジェイダ・ピンケット・スミスの剃ったヘアスタイルに関するジョークを言われ、怒りのあまりビンタをしたウィル。そのわずか40分後に同賞を受賞したウィルを称えた観客席の人々を、ジムは「根性なし」と呼んでいる。

「CBSモーニングス」でジムはこう話している。

「酷い気分になった。あのスタンディングオベーションにね。ハリウッドは根性なしの集団さ。もはやクールな集まりでなくなったことは明白だ」

そしてジムは現在告訴を拒否しているクリスの立場に自分がいたら…と想定し、こう続けた。

「今日の朝、発表していただろうね。私はウィルに2億ドル(約240億円)を要求する訴訟を起こすって。あの動画は永遠に残るんだから。辺りかまわず拡散される。その屈辱は長い間続くだろう。観客席から怒鳴ったり、ツイッターを通して非難したり、何か言ったりするのはいい。しかし歩いてステージに上り、何かを言われたから、と誰かの顔を引っ叩く権利などない」

そんなジムは、現在アカデミー賞を主催するアメリカ映画芸術科学アカデミーから調査を受けているウィルに同情しつつ、彼の行動をこう咎めていた。

「あの平手打ちはイライラを内にため込んだウィルからの突発的なものだった。彼の最善を祈るよ。ウィル・スミスを敵対しているわけでは全くない。素晴らしい仕事をしている。けどあれは良い瞬間じゃなかった。昨夜あらゆる人々が輝いていた瞬間に影を落としていた。自分勝手な瞬間だったのさ」