女性が使いやすく、毎日がちょっと楽しく便利になるデジタルガジェットを、ライターの太田百合子さんが解説! 豊富な知識と自腹買いであれこれ試した経験からガチのオススメを紹介します。

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密を避けつつ自然に触れられ、開放感に浸れるなどの理由から、ここ数年人気を集めているのが、キャンプや登山などのアウトドア。スマートウォッチがあると、登山がもっと楽しくなる。そんな話しをしてくれたのは、YouTubeチャンネル「ITAGAKI .TV」でアウトドア関連の動画をたくさん配信しているイタガキさんです。先日開催されたファーウェイ主催のメディア向けイベントで、登山の魅力と同社のスマートウォッチ『HUAWEI WATCH GT 3』の活用方法について紹介されていたので、取材してきました。

登山YouTuberのイタガキさん。

今こそ登山!スマートウォッチがあると安心

30代から登山にハマったというイタガキさん。登山には景色がきれいで空気が美味しい、達成感がある、ご飯がおいしい、有酸素運動、登山後の温泉が最高といった基本的な魅力に加えて、さらにいろいろな楽しみ方があるといいます。たとえば、練習をしなくてもすぐに始められるスポーツというのもそのひとつ。イタガキさんも思い立っていきなり長野県の燕岳(つばくろだけ)に登り、山頂の景色に感動して登山にハマったそうです。また登山は「映える」スポットの宝庫とも。道具やファッションも充実しているので、RPGのように順番に揃えて行く楽しさがあると言います。

そんな道具のひとつが時計。登山向けに本格的な専用の時計も発売されていますが、スマートウォッチがあれば、代用できることが多いとのこと。イタガキさんが、登山時に使えるとして紹介していた『HUAWEI WATCH GT 3』の機能は以下の通りです。

■歩数、距離、速度、経過時間、上昇高度
■コンパス
■日の出・日の入り
■気圧変化
■GPSログの記録、ルートバック機能
■心拍数の常時モニター
■血中酸素レベルの測定
■トレーニングストレスの測定

登山で使えるおすすめ機能のひとつ「コンパス」。

ペース配分の指標になるほか道迷い予防にも

「日の出・日の入り」は、日が陰ると気温が急に変わるだけでなく、視界も悪くなるため重要。また「気圧変化」は天気が崩れる際の目安になると言います。「心拍数の常時モニター」はバテないようにペース配分する際の指標になるとのこと。「血中酸素レベルの測定」は、医療用ではないのであくまでも参考程度ですが、標高の高い山で高山病にならないよう注意することができます。

中でも重要なのが「GPSログの記録、ルートバック機能」とイタガキさん。歩いてきた軌跡が記録されるだけでなく、ルートバック機能でどちらの方向に向かえば元の場所に戻れるのかわかるので、山中で迷わないためにあると便利だと言います。「コースを逸脱するとアラートで知らせてくれる機能もあります。登山用のものには地図を表示できるものもありますが、その分値段も高い。『HUAWEI WATCH GT 3』はどう戻ればいいかだけわかるようになっていて実用的」と紹介していました。

これらのデータはスマートフォンの専用アプリにも記録されます。「山に行くたびにデータが蓄積されて、可視化されるので、自分の成長もわかって楽しい」とイタガキさん。スマートウォッチを活用することで、登山の楽しみが広がるといいます。

登山を記録して可視化できるスマートウォッチの魅力を紹介。

イタガキさん自身、実際に『HUAWEI WATCH GT 3』を使って、登山用の専用ウォッチに比べて、動作がサクサクしている、バッテリー持ちが良い、充電がしやすい、軽い、スマホとの連携がスムーズといったメリットを感じたとそう。一方で専用のウォッチには、グローブをつけていてもボタン操作ができる、傷などに強いといった専用ならではの良さもあると話していました。

『HUAWEI WATCH GT 3』左が42mmモデル、右が46mmモデル。

健康管理機能が充実。他のスポーツにも対応

『HUAWEI WATCH GT 3』は46mm、42mmの2サイズあり、通知などスマートフォンとの連携機能に加えて、体表温度、ストレスモニタリング、血中酸素レベル測定、心拍数モニタリング、睡眠モニタリングといった、健康管理機能が多数備わっています。また登山だけでなく数多くのスポーツ、エクササイズに対応。ランニングに特化した専用モデルも販売されています。

自転車やバイクで役立つナビ機能も利用できます。ファーウェイの担当者によれば、「GPSはデュアルバンド、5種衛星システム対応でより正確な位置測位をサポートしている」とのこと。登山やランニングの軌跡を、より正確に記録できそうです。

バッテリー持ちも魅力のひとつ

なお、イタガキさんも話していたバッテリー持ちは46mmが通常使用で14日間、GPSなどをヘビーに使っても8日間、42mmは通常で7日間、ヘビーで4日間となっています。充電が週に1回程度で済むのはラクですね。46mm、42mmそれぞれにレザーバンド付きのクラシックモデルと、ラバーバンドのみのスポーツモデルがあり、価格は46mmが3万4980円と3万1680円、42mmが3万3880円と3万580円です。これから登山を始めたい人は、あわせてスマートウォッチもチェックしてみるといいかもしれませんね。

ちなみにイタガキさんが都内近郊の初心者におすすめの山として紹介していたのは、いろんなコースが楽しめる高尾山、観光スポットも充実の丹沢・大山、低山ながら縦走が楽しめる弘法山の3つでした。筆者ももう少し温かくなったら、ぜひ足を延ばしてみたいです。

取材・文/太田百合子