皆さんの職場に「暴走人間」はいないだろうか? プライドがやたらに高いため自分の非が認められず、責任を他者に押し付けようとする人・・・それが暴走人間だ。

名付け親は、IT系フリーライターの加山恵美さん。ITエンジニアへ向けた情報サイト『@IT自分戦略研究所』内で連載している不定期コラム『Engineerを考える』にて、暴走人間から受ける被害と、その対策法を伝授している。「対策法? そんなもの学ばなくても、私は面と向かって、あなたの責任ですと注意できる」という方は、次のアンケート結果に注目してみて欲しい。これは私が独自に行った「アナタの周りにいる暴走人間について教えてください」というもの。

「暴走といえば上司、上司といえば暴走(笑)。いつも後先考えないので困る。一人で自滅するならいいけど、尻拭いさせられるの俺らなんだもん」(会社員 24歳)

「婦長かなぁ。自分が間違った指示を出していたとしても、全てあたしたちに責任転嫁して怒ってくる。反論しようものならヒステリー起こすし。あれこそ暴走人間だと思う」(看護士 25歳)

加山さんも同コラムの中で「『仕事中に被害に遭った自己中人間は誰?』という質問に対し、半分以上が『上司』と答えている」と述べている通り、最も多いパターンがこの「暴走人間=上司」なのだ。理不尽なことを要求する上司を目の前にして、あなたはキッパリと「それは理不尽です!」と言い切ることができるだろうか? 言い切ることのできない人が大半だからこそ、「暴走人間=上司」という図式がまかり通っているのかもしれない。

では、この暴走人間が身近にいた場合、どのようにして対処すべきなのだろうか? 「最近、対策法を実践している」というアンケート回答者に、その術を聞いてみた。

「なるべく関わらないようにするのが一番です。二人きりなる状況など、できる限り避けるようにする。もしも自分が攻撃の的になったときは、ひたすら嵐が過ぎるのを待つ。周囲も上司が暴走人間だということはわかっているので、私の評価が下がることもありません」(OL 25歳)

「反撃しない代わりに、うまくかわしてほしい。あまりに自己中心的な人間ならいつか自滅するからだ」と、加山さんも同コラムの中で綴っている。敵はもうすぐ陥落する城の中にいるのだ。無理に矢を放つ必要など無い、ということだろう。(安田明洋/verb)

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