XFN-ASIAによると、香港の固定通信最大手のPCCWは、米投資会社TPGニューブリッジと豪投資銀行マッコーリー銀行から通信とメディア事業の買収打診を受けていることを明らかにした。21日付サウスチャイナ・モーニング・ポストは、ニューブリッジがアジア子会社のテキサス・パシフィックグループを通じ、買収用に500億香港ドル(約7393億円)以上の資金を用意しているなどと報道したが、PCCWは声明で「400−500億香港ドルで検討しているという記事内容はまったく不正確で憶測だ」と述べた。PCCWは2社との交渉を継続する方針。

21日の香港市場では先に買収打診で報道が出たマッコーリーが交渉を認めたことを受けて、PCCWと携帯電話サービス子会社サンデー・コミュニケーションズの株式取引が停止となった。 【了】