「物凄い罰金取れそう」交通量調査が“AI”に代替、交通システム最適化の未来とは

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交通量調査を調査員ではなく人工知能(AI)が担うことで、より効率的な交通整備が期待されています。

国土交通省は、本年度の道路交通量調査から、従来の人手による計測ではなく「路上のカメラ映像を人工知能(AI)で解析するなど、情報通信技術(ICT)を活用する手法に切り替えた」と共同通信社が報じました(※1)。

これによりコストを削減するとともに、目視では精度にばらつきが出るデータを効率的に収集できるようになるでしょう。また、「5年後に予定される次回調査は自治体が担当する都道府県道などでも人手廃止を目指す」(※1)とのことです。

今後交通量調査がAIに変わることで、私たちにどのような変化が訪れるのでしょうか?

交通量調査のAI化に関する人々の反応

画像:metamorworks/Shutterstock

交通量調査のAI化について、様々な意見がありました。

肯定的な意見として、「学生バイトで適当にカチカチやってるのに、意味はないよ。画像認識で絶えず精度よくデータ収集ができることで、新道の敷設や信号機の時間や配置が最適化されるといいな」という声が。

確かに人力だとデータの精度にむらがでることもあるので、AI導入により効率よく、精度のいいデータが手に入る可能性があります。

また「交通違反もAIで取り締まれるだろ。一旦停止で止まらない、横断歩道で止まらない、ウィンカーださない、などなど物凄い罰金取れそうw」という意見も。

AIは収集したデータがそのままオンタイムで情報として活用されるので、信号機の時間など、その時々の状況にあった交通整備が可能になりそうです。また、交通量チェックだけでなく、違反についても警察官ではなくAIで取り締まれる可能性も見えてきそうです。

自動運転システムと組み合わせれば、より快適な移動が実現する可能性も

画像:metamorworks/Shutterstock

近年ではスマートシティ化への動きもあり、今回の交通整備におけるAI導入は効率的な都市運営には欠かせないと言えます。

道路状況がAIで観測可能になれば、今後普及が進むと思われる自動運転車とリアルタイムで交通状況を共有して、より安全で最適なルートで走行できるようになるかもしれません。

交通事故や渋滞を無くすために、AI導入による交通システムの最適化に今後も注目ですね。

【画像・参考】
※1 道路交通量の調査員廃止 国交省、AI解析でコスト削減 - 一般社団法人共同通信社
※@Yuzu_S1101・@tanossssiiiii/Twitter
※rangizzz・metamorworks・metamorworks/Shutterstock