森保監督、涙の真相を告白「たくさんの応援を受けていると思って目頭が熱くなった」
オーストラリア戦2-1勝利に喜び「サポーターと一体になって戦えた」
日本代表は12日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第4節のオーストラリア戦で2-1と勝利した。
試合後に森保一監督が取材に応じ、勝利の喜びとともに試合前の涙の真相を明かしている。
前半8分、MF南野拓実のクロスからMF田中碧の代表初ゴールで日本が先制。後半22分にFKを献上し、そのフリーキックを同25分に決められて同点に追い付かれたが、終了間際に相手のオウンゴールから日本が勝ち越し、2-1で勝利を収めた。
「これまで思うような結果が出ず難しい戦いでしたが、選手たちが出場権をつかみ取るため気持ちを切らさず毎回いい準備をしてくれて、持っているものを出してくれているのが今日の結果につながった。難しい試合だったが選手、スタッフ一丸になってハードワークから良い結果をつかみ取ろうというのを実践してくれた」
そう試合を振り返った森保監督は、試合前に君が代が流れた時、涙目となっていたことについて言及。「感情的というか、毎回、君が代を歌って試合をできることを喜び、誇りに思っている。ホームで試合ができて、たくさんの日の丸を見られて、たくさんの応援を受けていると思って君が代を歌って、目頭が熱くなった」と涙の真相を語っている。
「ピッチ、そしてスタンドのサポーターと一体になって戦えたと思う。選手たちはテレビの前のサポーターの気持ちや声援も受け取って心強く戦ってくれたと思う」と称賛。また選手起用について「自分たちの力を出すため、ここまでの活動を踏まえて調子の良い選手を使う、かつオーストラリアを踏まえた時に自分たちに有利なところが増えると思って決断した」と明かす。
「W杯への自動出場権を獲得するには大きな勝利だったが、これから6試合、毎回出場権を得るための試合が続くと覚悟して次からの試合につなげたい」と覚悟を口にしている。
試合後、ゴール裏でスタンドのファンへ挨拶していた森保監督。その感謝の思いはファンへ届いたに違いない。(Football ZONE web編集部)